グッドフェローズ、太陽光発電所の簡易診断開始
太陽光発電所の投資物件サイトを運営するグッドフェローズ(東京都品川区、長尾泰広社長)はこのほど、地上設置型太陽光発電所の『Web診断評価』サービスを開始した。太陽光発電所の簡易なリスク評価をウェブ上で行う。発電所の安定運用における発電事業者の意識向上を狙う。
今回のサービスでは、簡単な質問への回答をもとに太陽光発電所のリスクをAからDまでの4段階で評価する。質問は、基礎の形状や設置場所、出力制御ルールの種類、発電実績とシミュレーション値との差異など、28の必須項目を含む32項目にわたる。国の事業計画策定ガイドラインなどを参考に作成したという。
同社営業部O&M事業部の木村寛氏は、「柵塀及び標識の設置、適切な保守点検といった改正FIT法で義務化された遵守事項を守っていない場合、最も低いD評価となる。今後、評価ガイドなどの新たなガイドラインや国の指針が示されれば、それらも診断項目に加味していきたい」と話す。
同サービスはあくまで簡易なリスク評価だが、発電事業者にとっては保有する太陽光発電所を客観評価できる一つのツールになり得る。木村氏は、「注意喚起の意味も含めてサービスを開発した。発電事業者が適切な発電所運営に関する認識を高めるきっかけにもしたい」と語る。
同サービスは6月21日、同社の運営する太陽光発電所の投資物件サイト、『タイナビ発電所』に実装。同サイトに無料会員登録すれば利用できる。