ソーラーアセットマネジメントアジア、6月8日開幕 2日間、東京コンファレンスセンター・有明で

2017.04.28

PVeye

 O&M(管理・保守)と資産運用の専門セミナー、ソーラーアセットマネジメントアジアが6月8日から9日にかけ、東京コンファレンスセンター・有明で開幕する。世界各国からO&M業者やディベロッパ、発電事業者、投資家など、250名が参加予定だ。
 経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課の呉村益生課長補佐が『日本の太陽光発電市場における改正FIT法の構成』というテーマで講演を行うほか、2日間で50名を超す登壇者が、『太陽光発電協会による太陽光発電システム保守点検ガイドライン 』や『 稼働中の太陽光発電所のパフォーマンスとコンポ ーネント 』、『日本のO&M市場の概要 』、『海外の入札制度における事例と教訓』ほか『日本のアセットマネジメントを定義する』といったテーマで講演や議論を展開する。各セッションの合間には、ネットワーキングブレークの時間も設けられている。
 主催者は、オランダに本拠を構えるソーラープラザだ。同社は、同様のイベントをアメリカやイタリア、チリでも開催しており、日本での開催は今年で3回目となる。同社は、ソーラーアセットマネジメントアジアを、「太陽光発電のO&M、アセットマネジメント、ポートフォリオマネジメントに特化したアジア最大級のカンファレンス」としている。
 なお、セミナーの日程は以下の通りである。

6月8日(木)
09:00開会の言葉
09:15『日本の太陽光発電市場における改正FIT法の構成』
経済産業省資源エネルギー庁新エネルギー対策課呉村益生課長補佐
10:00『太陽光発電協会による太陽光発電システム保守点検ガイドライン』
日本大学理工学部電気工学科西川省吾教授
11:15『稼働中の太陽光発電所のパフォーマンスとコンポ ーネント』(A会場)
『日本のアセットマネジメントを定義する』(B会場)
CO2O森本晃弘事業本部長、いちごECOエナジー五島英一郎社長
11:45『ソーラーポートフォリオ管理のダイナミクス』(B会場)
オリックス環境エネルギー本部事業開発部百合田和久課長代理
12:00『太陽光発電所ポートフォリオの性能評価』(A会場)
SBエナジー石井康司事業企画部長兼事業推進部長
12:30『パフォーマンス最適化におけるデータマネジメントの役割』 (A会場)
12:30『太陽光ポートフォリオの遠隔監視・制御』(B会場)
14:00『日本のO&M市場の概要』(A会場)
14:00『海外の入札制度における事例と教訓』(B会場)
14:45『O&Mに関する日本特有の課題』(A会場)
14:45『新しい入札制度に対する市場の期待』(B会場)
16:15『発電所のオーナーとサービスプロバイダー間の利益調整 』
アドラーソーラーワークス 平野規紀社長
VOLTALIAグループ マルコ・アルヴェス O&M部門本部長

6月9日(金)
09:00 開会の言葉
09:15『今までの国内のEPCとプロジェクト開発について振り返る』
11:00『グリッド接続に向けた課題』(A会場)
11:00『日本の太陽光プロジェクト取引』(B会場)
11:30『太陽取引に係るデューデリジェンス』(B会場)
新生銀行 マーティン・スタイン シニアマネージャー
再生可能エネルギーマネジメント合同会社 ルーク・ジョンソン 技術エンジニアリングパートナー
12:00『グリッド接続問題緩和における電力システム改革の役割』(A会場)
ソネディックス オリビア・レノン 代表取締役副部長
12:15『日本におけるリファイナンスの戦略』(B会場)
14:00『蓄電池市場の現在の状況と機会について』(A会場)
14:00『太陽光発電&インフラファンドについて』(B会場)
いちご投資顧問 日色隆善上席執行役グリーンインフラ本部管掌
タカラアセットマネジメント 髙橋衛 取締役投資運用部長
14:45『大規模蓄電池プロジェクトの運用』(A会場)
14:45『太陽光発電のパフォーマンスと損失をリスクや評価に結びつける』(B会場)
Ariel Re ジャン・ナピュルコフスキー 再生エネルギー部門副部長
日本格付研究所 本多 史裕 シニアアナリスト
15:45『低FIT価格におけるソーラービジネスモデル:
これで終わりかそれとも新たなフェーズへ踏み出すか』
CO2O 酒井正行社長
オリックス環境エネルギー本部 事業開発部佐藤厚範部長
レノバ木南陽介社長

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