Looopが手掛けるO&Mサービス『まもるーぷ』  遠隔監視・保守管理・損害保険で安定稼働を実現

2015.08.01

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 売電収益の最大化を目指すO&M(維持・管理)に注目が集まるなか、Looop(東京都文京区、中村創一郎社長)が昨年9月、独自のO&Mサービス『まもるーぷ』を開始した。太陽光システムのパッケージ商品、『MY発電所キット』の設置実績は50kW未満の低圧設備からメガソーラーまで全国1千ヶ所を超える。そんな同社の知見やノウハウを結集させたO&Mとは。

 同社の『まもるーぷ』は、遠隔監視・保守管理・損害保険が3本柱のO&Mサービスだ。太陽光発電所を常に遠隔モニタリングしながら、不具合の発生時には、担当者が現場に駆け付け、障害対応を行う。もちろん定期点検も実施し、自然災害などで売電利益を失ったときのための損害保険も用意。除草作業やパネル清掃などのサイト管理業務もオプションで揃え、まさに太陽光発電所の安定稼働に必要な要素を一つにまとめたトータルサービスである。
 「売電損失の期間を最小限に抑えながら、売電効率を上げる。そして、売電できなかった期間をいかにリカバリーできるか。この3点を集約したO&Mサービスをつくりだした」(O&M事業部の末永展行部長)。
 サービス最大の特徴といえるのが、独自に開発した遠隔監視システム、『みえるーぷ』の活用だ。これによって、PCS(パワーコンディショナ)の故障発生時のアラートを検知できるうえ、常時モニタリングで発電量の低下を発見できる。「発電実績やその推移、障害記録などを月次レポートとして提出するので、瞬間的な故障検知だけでなく、発電量や不具合の定期的なチェックにも役立つ」(同)のだ。
 現在、監視できるのは、田淵電機や安川電機(※)、新電元工業(※)、東芝三菱電機産業システム製のPCS。今年5月からは、オムロン製にも対応した。(※の2社は低圧用機種のみ対応)『みえるーぷ』1台には、最大20台のPCSを繋げるほか、田淵電機製の一部機種であれば、ストリング単位での監視が可能になる。
 また、駆け付け体制については、同社は24時間365日対応の監視センターや全国約400のサービス拠点を持つ大手IT系ベンダーと提携、全国規模のサービス体制を構築した。高圧タイプの場合は、簡単な復旧作業までの一次対応にとどまらず、専門機器を用いた原因の切り分けを伴う二次対応まで実施する。
 末永部長は、「午前中に異常が検知された場合は同日午後に、午後に検知されたときは遅くとも翌営業日の午前中には現場に担当者が駆け付ける」と説明する。
 損害保険については、自然災害リスクのほか、売電利益の逸失リスクや第三者による損害賠償責任リスクもフォロー。「当社は、三井住友海上火災保険の代理店。損害保険の内容については、柔軟な対応が可能だ」(同)。
 『まもるーぷ』が始まって1年足らず。すでに30MWを超える発電所でサービスを提供しているという。太陽光システムの状態や発電実績、設置環境などの事前確認は必要だが、『まもるーぷ』単体でのサービス提供も行っている。
 末永部長は、「お客様によってO&Mのニーズは多種多様。それらに応えるべく、メニューの細分化やサービス内容の充実化を図りたい。同時にコストダウンも進めていく」と語る。まだ進化は止まらなさそうだ。

株式会社Looop
東京都文京区本郷4-1-4常和本郷ビル
Tel:03-5802-6209
E-mail:info@looop.co.jp
http://looop.co.jp/

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