ファーウェイ、PCS内蔵のI-Vカーブ測定機能を改良 中国展示会で最優秀賞

2019.06.30

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 PCS世界最大手、中国ファーウェイは今夏、オプションでPCSに搭載しているI-Vカーブ測定機能を改良した。AIを活用して精度を高めた。世界最大級の太陽光発電の展示会で最優秀賞を受賞した。

 ファーウェイは6月上旬、中国上海市で開催された世界最大級の太陽光発電の展示会、SNECに出展。新しいI-Vカーブ測定機能を発表し、デモンストレーションを行ったところ、ブースが常に来場者で溢れ返っていたという。中国では数十〜数百MW規模の太陽光発電所も珍しくなく、いかにO&M費を抑えるかに関心を持つ人は多いのだろう。
 I-Vカーブは、太陽光パネルの電流(I)と電圧(V)を測定し、その相関関係をグラフ化したもの。パネルが正常であれば、波形は緩やかな曲線を描くが、異常時は波形が乱れるため、波形から異常の有無が分かる。
 同社は2017年より遠隔からI-Vカーブ測定を行う機能をオプションでPCS(パワーコンディショナ)に搭載してきた。そして今夏、同機能の新バージョンを公開、4点の改良を加えたのである。
 1点目は、測定結果の解析にAI(人工知能)を活用することで精度が上がったこと。AIは学習を続けるため、異常有無の判断の正確性が向上し続けるわけだ。旧バージョンに対しても、第三者認証機関の独テュフラインランドが16年、ファーウェイのI-Vカーブ測定には、「ストリングの故障検出性能がある」と、測定の正確性についてお墨つきを与えていた。新バージョンはAIによってさらに異常判定の精度が高まった。
 2点目は、AIによって精度が向上した結果、同機能の利用制限がなくなったこと。旧バージョンでは、両面発電パネルが並んだ太陽光発電所や傾斜地に建つ太陽光発電所では正確な測定ができなかった。というのも、両面発電パネルの場合、背面の日射量が不均等ゆえ、電流値が変化しやすい。I-Vカーブが頻繁に乱れ、故障の見分けがつきにくかった。新バージョンではAIが様々なI-Vカーブのパターンを学習するので、利用制限がなくなった。
 3点目は、測定時間の短縮だ。たとえば100MWの太陽光発電所でI-Vカーブ測定を行う場合、旧バージョンでは30〜40分かかったが、新バージョンではわずか15分程度で済む。
 そして4点目は、携帯端末からの測定が可能になったこと。従来パソコンでなければ測定できなかったが、ファーウェイはスマートフォンやタブレット端末用のアプリケーションを開発。利便性の向上を図った。
 同社のI-Vカーブ測定機能は、SNECの出展者1800社の中から、最も優れた製品やサービスに与えられる『TW級ダイヤモンド賞』を受賞した。

O&M費を最小限に

 一般に、I-Vカーブを測定する際は、作業員が専用の測定器を携えて太陽光発電所へ赴き、ストリング単位で計測しなければならならず、しかも一定以上の日射量がないと正確な測定ができない。そのため、現地へ行ったのに悪天候のため点検ができず、後日改めて予定を組み直さなければならないといった無駄があった。当然ながらこの場合は、作業員の人件費や交通費が余分にかかる。
 そもそも、I-Vカーブ測定は決して楽な作業ではない。それこそ100MWの太陽光発電所ともなれば、敷地面積はサッカー場約300面分に相当し、ストリングの数は数万本だ。すべて人力で済まそうとすれば数ヵ月は優にかかる。
 このため、全ストリングのI-Vカーブを測定するのではなく、ランダムに選び出して測定を終えるO&M業者が多いのだが、それでは言うまでもなく異常を見逃してしまいやすい。
 これらの課題は、ファーウェイのPCSのオプション機能があれば解決する。発電事業者は端末から常時測定が可能だから、普段はPCSが取得する発電量を確認しつつ、定期的にストリング単位でI-Vカーブを測定し、異常を検出した場合のみ現地へO&M(管理・保守)業者を派遣すればよい。点検費も必要最小限に抑えられるだろう。
 なお、同社は、低圧用PCS4.125kW/4.95kW機から高圧・特別高圧向けの50kW機や62.5kW機まで用意しており、いずれも変換効率は98%を超えている。発電事業者やEPC(設計・調達・建設)業者は、ファーウェイ製PCSの採用を検討してみてはいかがだろうか。


華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1
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TEL:03-6266-8008
http://solar.huawei.com/cn/

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