太陽光発電の専門メディア PVeye WEB

Daily eye

ESI土肥社長が語る 非常電源としての太陽光のあるべき姿

2019.09.30

PVeyePR

 千葉の大停電を踏まえ、非常用電源として太陽光発電設備はどうあるべきか。太陽光商社ヨーロッパ・ソーラー・イノベーションの土肥社長が見解を述べた。

 千葉の大停電は、老朽化していた鉄塔が強風で倒れたことが原因とされていますが、私は大規模集中型の電力供給システムの弱点が改めて浮き彫りになったように思います。早急に対策を講じていくべきでしょう。
 自然災害はもはや万が一ではなくなったのです。昨年は、台風で大阪や和歌山では1週間以上停電が続きましたし、その後の西日本豪雨では、関西、中四国、九州と、広範囲にわたって甚大な被害に見舞われました。さらには、北海道地震で全道ブラックアウトです。今年も福岡、佐賀で豪雨災害が発生し、そして千葉の大停電が起こりました。1年に2度、3度と大きな自然災害が発生しています。
 いまや自然災害は想定外ではないので、防災・減災対策を念頭にインフラを整備していかなければならないように思います。その際、電力に関しては、やはり分散型電源の太陽光発電を活用していくべきでしょう。
 昨年、私は偶然にも、北海道で地震が発生する前日から北海道に仕事で赴き、地震が発生した9月6日の未明は釧路のホテルに滞在していました。釧路は震源地から離れており、大きな揺れを感じず、大地震の発生に気がつかなかったのですが、朝になっても停電と断水が続いており、地震の発生を知るのです。
 その後、販売・施工会社さんを訪問すると、自立運転への切り替え方をお客様に伝えて回っており、お客様は非常に喜んでいました。住宅用太陽光発電設備や蓄電設備は役に立ったのです。
 ある販売・施工会社さんは、自社の敷地内に建てた出力20kW程度の低圧太陽光発電所を自立運転に切り替えて電源を確保し、近隣の方々にも電力を提供していました。集まった方々は携帯電話を充電したり、自宅から炊飯器を持ってきて米を炊いていたりして、太陽光発電をとても重宝していました。
 千葉の大停電でも、住宅用太陽光発電設備や蓄電設備は非常用電源として活躍したようですが、気になるのはメガソーラーなどの地上設置型の太陽光発電所です。恐らく今回もほとんど貢献していないはずです。
 実際、北海道地震の時は、帯広にメガソーラーがたくさんあって、地震で壊れた設備はほとんどなかったにもかかわらず、機能していませんでした。太陽が照れば、太陽光パネルは発電する能力を備えますが、停電時はPCS(パワーコンディショナ)が停止しますからどの道売電できないのです。ならば、住宅用太陽光発電設備のようにPCSの設定で自立運転に切り替えられるようにして、非常時の電力供給設備として活用してもよいはずです。
 この課題を解決するためには、制度面の改定や設備の変更などが伴い、容易ではないのでしょうが、この課題解決に向け、太陽光発電業界は働きかけるべきだと思います。非常時に地域住民に電力を開放するメガソーラーが登場し、実際に活躍した事例が紹介されれば、あるいは、いま各地で起こっている太陽光発電所の建設反対運動も沈静化するのではないでしょうか。
 さらに、防災・減災の観点でいえば、マイクログリッド化を進めていくべきでしょう。太陽光発電設備や蓄電設備、あるいはEV(電気自動車)まで総動員して、地域のコミュニティで電力の自給自足を実現するのです。平時も再生可能エネルギーで電力を賄えば、地域内の電力コストは安く抑えられますし、それまで外部から購入していた電力代を地域内で還流できるので、地域経済の発展に繋がります。


ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション株式会社
〒100-6512東京都千代田区丸の内1-5-1新丸の内ビル12階
TEL:03-6757-9065
FAX:03-6757-9066
http://www.e-solar.co.jp

2019.09.30

PVeye

千葉大停電で太陽光が活躍 低圧発電所が非常電源に

 千葉の大停電で電力系統の脆弱性が改めて露呈したが、太陽光発電や蓄電池が活躍。事業用の低圧太陽光発電所も非常用電源として機能した事例もあった。(PVeye記者・岡田浩一)

続きを読む

2019.09.30

PVeye

架台施工不良で連系できず 施工店とメーカーが大揉め

 長野県の太陽光発電所で架台の施工不備が発覚し、系統連系が見送られることになった。施工会社と架台メーカーが揉めている。(PVeye・飯渕一樹)

 件の太陽光発電所は、長野続きを読む

2019.09.30

PVeye

日出電機、町議会議員らを告訴

 大分の販売・施工会社、日出電機は9月18日、日出町の町議会議員ら4人を建造物侵入の容疑で杵築日出警察署に刑事告訴した。同社が管理する太陽光発電所へ無断侵入を繰り返したという。(PVeye記者・平沢元続きを読む

2019.09.30

PVeyePR

両面発電パネルの強い味方 ファーウェイPCSで発電量を最大化

 PCS世界最大手の中ファーウェイ(華為技術)。最近の注目製品は両面発電パネルと相性のよい中型PCSだ。実力に迫った。

 発電量の向上を図るうえで、両面発電パネルの採用は続きを読む

2019.09.30

PVeyePR

自家消費時代の有力候補 屋根上に強いトリナの太陽光パネル

 自家消費用の太陽光発電設備の導入が進むなか、トリナの太陽光パネルの採用事例が増えている。なぜか。

 いま、太陽光発電の自家消費利用が増えている。
 蓄電池続きを読む

2019.08.30

PVeye

構造設計ガイドライン改訂 アルミ架台の仕様を追加

 今年7月、地上設置用太陽光発電設備の構造設計ガイドラインが改訂された。太陽光発電設備特有の設計上の注意点が盛り込まれたほか、付録にアルミ架台の構造設計例も加わった。アルミ架台の設計仕様については電技続きを読む

2019.08.30

PVeyePR

ESI土肥社長が語るドイツ再エネ最前線

 再び世界の最先端を行くのか。ドイツの再エネ市場が覚醒しつつある。ドイツの事情に詳しいヨーロッパ・ソーラー・イノベーションの土肥宏吉社長がドイツのトレンドを語った。

 ド続きを読む

2019.08.22

PVeye

検査技術協会、宮城でメンテ研修開催へ 県内の施工会社対象

 日本太陽光発電検査技術協会(京都市)は9月20日、宮城県で太陽光発電設備の保守点検に関する研修を開催する。対象は宮城県に事業所を構える企業の社員。座学と実地研修をそれぞれ行い、実践に即した技術の普及続きを読む

2019.07.30

PVeye

〝卒FIT〞余剰買取り 大手電力のプラン出揃う

 大手電力10社による〝卒FIT〟余剰電力の買取りプランが出揃った。「預かり」など想定外のサービスもあり、蓄電池関連会社との競争が激化しそうだ。(PVeye記者・岡田浩一)

続きを読む

2019.07.30

PVeyePR

ESI土肥社長が語る ドイツに見た日本の将来

 いま欧州の太陽光発電市場は、総じて伸びています。なかでもドイツ市場が最も大きく、2017年に1.76GWだった単年度導入量は、18年に2.96GWへ拡大し、恐らく19年はさらに上昇するものと思われま続きを読む

PR

  • 株式会社ウエストホールディングス

商品を購入するにはアカウント登録が必要です。

ログインID
パスワード

パスワードをお忘れの方はこちら

まだアカウント登録をされていない方は、お申し込み区分を選択し、新規アカウント登録をおこなってください。

法人 個人

16%オフ 年間購読の割引実施中! 購読お申込み

株価情報

PV銘柄株価ランキング TOP10(日本)

一覧

1 大東建託 13535.00
2 TDK 8750.00
3 東京エレクトロン 8743.00
4 ローム 8100.00
5 信越化学工業 8032.00
6 光通信 7800.00
7 ダイキン工業 7775.00
8 京セラ 6047.00
9 JCU 5480.00
10 オムロン 5150.00

PV銘柄株価ランキング TOP10(NYSE/NASDAQ)

一覧

1 3M Co 164.36
2 International Business Machines Corp. 158.50
3 Komax Holding AG 158.00
4 United Technologies Corporation 119.43
5 Siemens AG 107.85
6 Honeywell International Inc. 101.87
7 Pall Corporation 100.17
8 Illinois Tool Works Inc. 97.77
9 Littelfuse, Inc. 97.30
10 Nordson Corporation 75.41

PV銘柄株価ランキング TOP10(EU)

一覧

1 KSB AG 476.95
2 Linde AG 189.15
3 Air Liquide 120.70
4 Wacker Chemie AG 113.70
5 Henkel AG & Co KGaA 106.90
6 BASF SE 90.00
7 Arkema SA 73.16
8 KUKA AG 72.18
9 Aurubis AG 55.10
10 ASM International NV 42.90

PV銘柄株価ランキング TOP10(韓国)

一覧

1 LG Chem Ltd 235000.00
2 SK Holdings Co, Ltd. 164500.00
3 EO Technics Co., Ltd. 136100.00
4 Samsung SDI Co Ltd 132500.00
5 Oci Co Ltd 110000.00
6 Hyosung Corp 72200.00
7 LG Electronics Inc. 59700.00
8 Kolon Industries Inc 50000.00
9 Samsung Fine Chemicals Co Ltd 36150.00
10 SKC LTD 32750.00

最新号のご案内

2019年10月号

再エネをつくり続けよう! 発電所開発ガイド2019

詳細

太陽光発電の専門メディア PVeye e-book バックナンバー電子書籍サービススタート