シャープエンジ、住宅用太陽光の発電状況診断アプリ開発 ユーザー宅で診断可能に

2013.07.23

PVeye

 シャープの子会社で家電製品のアフターサービスや法人・個人向けにソリューション事業を提供するシャープエンジニアリング(大阪府平野区、鶴田透社長)は7月23日、業界で初めてスマートフォンやタブレット端末を活用し、ユーザー宅で住宅用太陽光発電システムの発電状況を診断できる「PVアナライザ専用アプリケーション」を開発したと発表した。
 従来、住宅用太陽光発電システムの発電状況の診断は、PVアナライザと日射計で測定し、事業所などに持ち帰って診断する方法が一般的。今回、同社が開発した「PVアナライザ専用アプリケーション」は、PVアナライザで測定した発電データをワイヤレスでスマートフォンなどに送信し、ユーザー宅で手軽に発電状況を診断できるもの。発電状況から太陽光の照度を自動的に計算するため、日射計も不要となるという。
 また、同アプリケーションには、シャープ製太陽電池モジュールの仕様がデータ化されており、データを更新することで今後発売される新製品も診断できる。さらに、スマートフォンなどに搭載されているGPSやカメラ機能を使って、現地の位置情報や写真を測定データとともに保存することも可能だ。