JFEエンジニアリング（東京都千代田区、岸本純幸社長）の100％子会社で、機械・電気設備の新設・メンテナンスなどを行なうJFEテクノス（横浜市鶴見区、四方淳夫社長）は11月21日、群馬県太田市が事業運営する｢おおた鶴生田太陽光発電所｣を完成させたと発表した。
　「おおた鶴生田太陽光発電所」は、〝太陽光発電推進のまち おおた〟を掲げる太田市が運営する3件目の発電所。最大出力約1.5MW、年間発電量は一般家庭約460世帯分に相当する約166万kWhを想定している。同社が太田市の運営する発電所の建設を担ったのは、2012年7月に稼動した「おおた太陽光発電所（最大出力15MW、年間予想発電量160万kWh）」に続く2件目。これら2件の発電所はJFEテクノスと東京センチュリーリースが提案したリース方式を採用している。発電所用地は、市が耕作放棄農地を集約したもので、用地内には古墳群も点在していた。そこで同社は、歴史遺産を保存しつつ、土地を最大限活用した発電を行うという市の計画に則り、パネルレイアウトや基礎工法などで工夫を施し、全国で初めて古墳群内でのメガソーラーを完成したという。
　2013年10月に売電を開始しており、発電した電力はすべて再生可能エネルギー買取制度（FIT）を活用し、東京電力に売電していく。