メガソーラーから住宅用まで全方位展開

世界首位ファーウェイが待望の住宅用蓄電設備発売

PCS世界最大手のファーウェイが住宅用ハイブリッド型蓄電設備をこのほど発売し、満を持して日本の住宅用市場に進出した。メガソーラーから住宅まで多様なニーズに対応していく。

デジタルパワー事業部の福岡一礎副本部長(左)と秦文プロダクトディレクター(右)

2012年に太陽光発電用PCS(パワーコンディショナ)の販売を開始し、15年から世界首位を走り続ける中・ファーウェイ(華為技術)。20年はコロナ禍に見舞われたが、40GW以上を出荷し、累積供給実績は160GWに達した。

日本市場でも14年の進出以来、急速にシェアを拡大。20年は前年比18.3%増の1.36GWを出荷し、トップを堅持した。なかでも19年11月に発売した低圧太陽光発電所向け単相4.95‌kW機の販売が好調のようで、ファーウェイ・ジャパンデジタルパワー事業部の福岡一礎副本部長は、「この1年で5万台近く出荷しました」と胸を張る。

そんなファーウェイがついに住宅用太陽光発電市場に参入した。20年1月、以前より開発していた日本仕様の住宅用ハイブリッド型蓄電設備でJET(電気安全環境研究所)認証を取得。このほど本格販売を開始したのだ。