ESI、設備設計支援サイト拡充 自家消費設計にも対応へ

クラウド上で太陽光設備の設計を簡易に行えるESIの設計支援サイトが好評だ。ESIは自家消費用設備の設計にも活用できるよう機能を拡充する。

土肥宏吉社長

ESI(ヨーロッパ・ソーラー・イノベーション)が運営する太陽光関連設備の設計支援サイトが利用者の間で好評だ。ESIは順次機能を充実させており、利用者が増え始めている。

というのも、サイト上で一定の条件やタイプを指定すれば、適切な太陽光パネルやPCS(パワーコンディショナ)が瞬時に表示される。設計力の劣る小規模な販売会社でも、顧客の要望を反映した設備の設計が可能になるうえ、直ぐに概算見積りを提示できる。

データは豊富だ。太陽光パネルは、中・トリナ・ソーラーやジンコソーラー、JAソーラー、加・カナディアン・ソーラー、韓・ハンファQセルズなどの主要製品をはじめ、400種類に及ぶ。PCSも、田淵電機やオムロン、山洋電気、安川電機等の日本製から独・SMAや中・ファーウェイ、サングロウ、台・デルタ電子などの海外製まで200種類もある。

条件の設定も充実している。太陽光パネルは出力数や片面発電タイプ、両面発電タイプなどを、PCSは出力数や単相、三相、自立運転機能の有無などを、それぞれ指定できる。検索すれば、条件に合った設備に加え、推奨する他のメーカーの設備まで表示される。

とくに、太陽光パネルとPCSの最適な組み合わせを導き出す機能は有益だ。特定のPCSに対して、指定した太陽光パネルの最大直列数や最大並列数が自動で算出される。つまり、ESIのサイトを活用すれば、建設地の敷地面積や太陽光発電所の交流出力など予め定まった条件のもとで、最適な設備の選定が可能になるのだ。

サイトの活用法は他にもある。土肥宏吉社長によれば、「既設の太陽光発電所で太陽光パネルが一部破損し、交換したいが、同じ寸法のパネルが見つからないといった場合にも活用いただけます。製品のデータは非常に多いので、寸法や重量などで検索すれば、お求めのパネルは必ず見つかることでしょう」。

今後ESIはサイトの機能をさらに拡充させる予定だ。たとえば、利用者が地図上に建設予定地を指定することによって太陽光パネルの設置容量から年間予想発電量まで自動で算出される機能を追加する。

さらには、自家消費用設備の設計支援機能である。これは、太陽光パネルを載せる屋根の面積と、設備設置先の電力消費パターンや、1ヵ月分の電力消費量を指定することによって、発電量と自家消費量を予測し、費用対効果の高い設備を導き出すという仕組みだ。

これについて、土肥社長は、「客先の30分単位の電力消費量がない状況でも、即座にシミュレーションして見積書を提示することができます。概算ではありますが、自家消費用設備の導入にメリットがあるのかどうか直ぐに判断できるので、有効に活用いただけると思います」と語る。

ESIは、サイト利用料を1アカウント月額3万円、企業アカウント月額5万円に設定し、2021年8月からサービスを開始した。早くも反響は大きいようだ。

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