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サントリニティ イオンとPPA締結

太陽光カーポート15MW導入へ

住友商事と四国電力の合弁会社、サントリニティ(東京都千代田区、樫原俊樹社長)は2024年1月11日、イオンモールの駐車場に太陽光パネル搭載カーポートを設置すると発表した。オンサイトPPA(電力売買契約)で再生可能エネルギー電力を20年間販売していく。

同社は23年12月21日、イオンモールとPPAを交わした。東京都や山梨県、大阪府、和歌山県など計12店舗の商業施設の屋外駐車場に計約15MW相当の太陽光カーポートを設置する計画で、EPC(設計・調達・建設)やO&M(管理・保守)を外部に委託し、24年度内に着工する。完工後は順次再エネ電力を店舗に供給し、12ヵ所がすべて完成すると、再エネ電力の年間供給量は1800万kWhに及ぶという。

樫原社長は、「太陽光カーポートを商業施設に導入するため、価格だけでなく、安全性や意匠性も重視した。自動車を駐車しやすい2本足のカーポートを採用した」と語る。

同社は、今回のPPAを機に太陽光カーポートの提案を強化していく。

樫原社長は、「ニーズに応じて企業に再エネ設備を設置していき、30年までに1GW規模の再エネ設備を導入したい」と意気込む。

サントリニティは22年1月に設立し、全国でPPA事業を展開。23年9月時点の契約量は約40MWである。︎

写真は調印式の様子。左からサントリニティの樫原俊樹社長と住友商事の上野真吾副社長執行役員、イオンモールの岩村康次社長、四国電力の宮崎誠司取締役常務執行役員

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