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住友電工、V2H開発

住友電気工業は2024年2月、V2H(車から住宅への電力供給)設備を開発したと発表した。PCS(パワーコンディショナ)を含めた単独型で、自社の蓄電設備と連携できるようにした。25年1月の発売を目指す。

PCSと充放電ケーブルを同じ筐体に納めつつ、設計を工夫して設備の床設置面積を業界最小クラスの約0.22㎡に抑えた。柔軟なケーブルを用いて扱いやすくしたほか、専用アプリで遠隔から管理・制御できるようにした。自社製の蓄電設備と連携させることで太陽光電力を効率よく消費できるようにした。

充放電ともに最大出力5.9‌kWで、自立運転時も最大5.9‌kVA放電できる仕様とした。屋外設置式で、マイナス20度から50度の環境下で使用できるほか、塩害地にも設置できるようにした。製品の外形寸法は幅426×高さ1181×厚さ300mm、重量は約59kg、充放電ケーブルの長さは約7.5mである。

住友電工が開発したV2H設備。2月末の展示会で紹介した

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