JALグループ パワーエックスと業務提携
再エネ活用のイチゴ栽培計画
日本航空（＝JAL）はこのほど、子会社の農業法人、JALアグリポート（千葉県成田市、花桝健一社長）と、蓄電池製造のパワーエックス（東京都港区、伊藤正裕社長）の3社で業務提携を交わした。農業で再生可能エネルギーを利用する事業モデルの確立を目指す。
JALらは、JALアグリポートの農業ハウスに太陽光発電設備とパワーエックス製の蓄電設備を導入し、ハウス内で自家消費しながら2000株のイチゴを栽培する。2025年7月頃を目途に開始し、イチゴの生育状況や電力代の削減効果を検証しつつ、J-クレジットの創出に取り組む考えだ。
JALは再エネ設備の調達と事業の管理を担当し、JALアグリポートが営農を行う。パワーエックスは蓄電設備を供給しつつ、再エネ電力の使用状況などを分析する予定だ。
JALアグリポートの籔本祐介取締役は、「JALのネットワークを活かして他地域に横展開したい。農業の脱炭素化だけでなく、地域課題の解決に繋げていきたい」と語る。
JALアグリポートは18年設立。イチゴ狩りができる観光農園などを運営する。
JALアグリポートの籔本祐介取締役