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PVeye 2024年3月号

特集「過熱する開発競争 蓄電池ビジネスの全貌」

定置型蓄電設備の市場が急速に拡大している。住宅用蓄電設備の出荷台数が伸びるなか、系統用蓄電所の開発が過熱ぎみだ。2024年は、法人向けオンサイト蓄電設備やFIP(フィード・イン・プレミアム制度)活用の太陽光発電所に併設される再エネ発電所用蓄電設備の導入も進みそうだ。それだけに企業間の競争が激化している。日本の蓄電設備メーカーが新製品や新素材の開発を強めれば、競争力のある海外メーカーが日本市場に本格参戦した。その一方で、発電事業者やEPC(設計・調達・建設)企業らによる蓄電所開発も熱を帯びている。蓄電池ビジネスの全貌を解き明かす。(本誌・岡田浩一、楓崇志、土屋賢太)

市場拡大で競争激化

国内メーカー の生存戦略

活況の定置型蓄電設備市場で競争が激化した。海外メーカーが相次ぎ参入するなか、国内メーカーはどのような戦略を描いているのか。

 

平時も活躍  独立型蓄電設備の存在感

もうひとつの定置型蓄電設備である独立型蓄電設備も、市場の拡大とともに存在感が出てくるかもしれない。

 

法人自家消費用の蓄電設備続々

富士電機、ヤマビシ、伊藤忠、パワーエックスが新製品発売へ

法人向け太陽光発電設備の導入が拡大するなか、法人用蓄電設備の併設を検討する機会が増え、新製品の発売が相次いでいる。

 

再エネ設備をより有効に

V2X活用術

EVの普及に伴い、V2X設備の需要が高まりそうだ。有効な使い方とは。

 

安全性で顧客の要求を超える

再起をかけるダイヤゼブラ電機の開発思想

住宅用ハイブリッドPCSのトップの座から凋落したダイヤゼブラ電機が、再起をかけて動き出した。

 

日本に続々上陸

意気軒昂の海外蓄電設備メーカー

世界各国から蓄電設備メーカーが日本に乗り込んできた。太陽光パネル勢やPCS勢のように、日本の市場を席捲するのだろうか。

 

唯一無二の存在感

独自路線を歩む太陽光PCSメーカー

電池メーカーと連携するPCSメーカーが多いなか、独自路線を歩むPCS大手もある。唯一無二の存在となるかもしれない。

 

「蓄電所向け出荷が好調」

SMAジャパン 冨永敏夫 社長

PCS世界大手の独・SMAは、日本における販売戦略を見直して事業用PCS販売に特化し、系統用蓄電所向けを中心に成果が上がりつつある。日本法人の冨永敏夫社長が語った。

 

発火リスクを払拭せよ!

蓄電設備の安全対策

蓄電設備が本格普及するにつれ、安全性の重要度が増している。蓄電設備の安全対策を考察する。

 

「安全性の確保は、温度管理の徹底から」

横浜国立大学大学院工学研究院機能の創生部門  藪内直明教授

蓄電設備の安全対策について、横浜国立大学大学院の藪内教授が見解を語った。

 

長く険しい実用化への道

全固体蓄電池開発の現在地

全固体リチウムイオン蓄電池の研究が熱を帯びている。だが、現行のリチウムイオン蓄電池の価格低減が進むなか、本格量産化はまだまだ先になりそうだ。

 

人気殺到中!

元年迎えた系統用蓄電設備

系統用蓄電所市場が活況だ。動き出す蓄電所が増えつつあり、市場の成熟度も高まりそうだ。

       

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地方見聞録【関東】

花開く〝脱炭素先進地〟

見えてきた安定成長への道筋

脱炭素化の先進地である関東では、再エネ企業が自家消費案件や非FIT太陽光発電所開発を中心に実績を伸ばしている。旺盛な再エネ需要を受け、安定成長期に入ったようだ。(本誌・楓崇志、土屋賢太)

 

 

スマートテックが民事再生

JEPX暴騰で負債50億円

新電力会社のスマートテックが民事再生手続きに入った。JEPX価格暴騰による経営の悪化を立て直せず、自力での再建を断念した。(本誌・岡田浩一)

 

パワーエックス、FIT太陽光 最大75円買取り開始

九電管内 FIP転+蓄電池が条件 36円以上メガソーラー対象

蓄電池メーカーで電力事業を展開するパワーエックスが、九電管内のFITメガソーラーの電力を35円上乗せする異例の買取りを始める。FIP転と蓄電設備への追加投資が条件になるが、事業者にとってメリットは大きいかもしれない。(本誌・川副暁優)

 

相次ぐPCS電波妨害 総務省が注意喚起

PCSのノイズによる無線設備への電波妨害が相次いでいる。総務省がこのほど注意を喚起した。(本誌・土屋賢太)

 

 

 

 

 

Vol.94

FARMIGO長南農場

農業ベンチャーのマイファームと営農用太陽光発電のコンサルティングを手掛ける千葉エコ・エネルギーの合弁会社、ファーミゴが運営する営農用太陽光発電所。当初は水田だったが、ファーミゴは排水性改善や緑肥栽培など土壌を改良し、下部農地でサツマイモを栽培している。

ケミトックス、全固体蓄電池の試作・評価に本腰

ペロブスカイト太陽電池の評価にも着手

第三者試験機関のケミトックスはこのほど、次世代電池の試作・評価に乗り出した。全固体リチウムイオン蓄電池に続き、早ければ今春にもペロブスカイト太陽電池の評価を始める。

 

中国電力、営農用太陽光発電所稼働 エコスタイルらと協業

中国電力はこのほど、太陽光発電所建設のエコスタイルらと営農用太陽光発電所を稼働させた。発電した再エネ電力をオフサイトPPAで東洋鋼鈑に供給する。

 

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リコー、ペロブスカイト太陽電池の実証開始

公共施設2ヵ所に設置

 

エコモット、auリニューアブルと太陽光発電所開発で業務提携

 

25年度のFIT・FIP単価固まる

 

グッドフェローズ PCS交換の費用比較開始

 

中・チント ニューエナジージャパン本社移転

 

神奈川・相模原市 住宅用太陽光設置義務化を検討

 

カケフ住建 太陽光パネル横置きカーポート開発

 

被災地の公衆衛生に貢献 太陽光搭載トイレトレーラー

 

 

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Eye-tech

[導入費の削減方法]

パナソニックら、特高施設向け太陽光発電導入の新手法開発

パナソニックは太陽光発電設備を工場に導入するにあたり、新たな手法を編み出し、EPC企業のFDと大幅な工事費削減を実現した。どのような手法なのか。

[第56回]

市場連動プランの検証法③

追加課金には要注意

JEPX価格の値動きに応じて電気料金単価が変わる市場連動プランの利用に際し、電力消費者が注意すべきは上乗せ料金だ。アンプレナジーの村谷社長が解説する。

           

新製品 Products Review

ネクストエナジー・アンド・リソース

n型単結晶太陽光パネル4種発売

 

デンソー

小型・軽量の新型V2H設備発売

 

山陰酸素工業

垂直設置型の太陽光発電設備発売

 

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世界市況データ(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールスポット価格)/2023年度の新エネ大賞一覧/日本卸電力取引所におけるスポット市場の平均取引価格推移/東証インフラファンド市場における上場銘柄の株価推移/国内太陽光関連企業決算データ

 

 

[大和市]

かねてより太陽光発電の導入を進めてきた神奈川県大和市はこのほど環境省管轄の『重点対策加速化事業』に採択され、脱炭素化を進めている。市の構想に迫る。

再エネ企業の短期経済観測調査(10〜12月)

太陽光商材、物価高落ち着く

再エネ関連企業の経済動向を把握するため、短期経済観測調査を36社に実施した。太陽光パネルと産業用蓄電設備の価格は下がり始め、他の太陽光関連商材も価格の上昇は落ち着いた。

 

 

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発刊日 2024年02月24日
定価 1,980円
コード 491080109024601800

PVeye 2024年2月号

再生可能エネルギー 市場別分析2024

発刊日:
2024年01月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2024年1月号

飛躍の年になるか 再エネ大予測2024

発刊日:
2023年12月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2023年12月号

低位安定市場に光明 住宅再エネリバイバル

発刊日:
2023年11月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2023年11月号

脱炭素新時代を勝ち抜く 強いEPC

発刊日:
2023年10月25日
定価:
1,980円

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PVeye 2023年10月号

再エネ地産地消で脱炭素! 地域電力ビジネスの要諦

発刊日:
2023年09月25日
定価:
1,980円

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