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リミックスポイント、低圧太陽光のFIP転蓄電池併設でブルースカイと提携

熊本県菊池市の低圧分割型の太陽光発電所『リュミエ菊池』。15区画中10区画でFIP転蓄電池併設を実施する(左)。 鹿児島県志布志市の太陽光発電所では、低圧45区画のうち、10区画でFIP転蓄電池併設を実施する(右)

電力小売りなどを手掛けるリミックスポイントはこのほど、太陽光発電事業大手のブルースカイグループと業務提携を締結した。低圧太陽光発電所における〝FIP(フィード・イン・プレミアム制度)転蓄電池併設〟事業の確立を目指し、まずは2ヵ所20区画の低圧太陽光発電所で事業性を検証していく。

今回の提携では、リミックスポイントと同社子会社で蓄電設備のSI(システムインテグレータ)であるシールエンジニアリング、ブルースカイグループのブルースカイソーラーとブルースカイエナジーの4社で協業する。目的はFIP転蓄電池併設を実施した低圧太陽光発電所の事業性の確認や運用の最適化で、まずは熊本県菊池市と鹿児島県志布志市で稼働している低圧分割型の太陽光発電所の一部区画をFIPに移行しつつ蓄電池を併設する。

熊本県菊池市では全15区画中の10区画の低圧発電所をFIP転し、各区画に蓄電容量209kWhのグローワット製蓄電設備を追加設置する。鹿児島県志布志市では、全45区画中の10区画の低圧発電所をFIP転したうえで、各区画に蓄電容量261kWhのソラックスパワー製蓄電設備を併設する。いずれもFIT売電単価36円の太陽光発電所で、リミックスポイントがアグリゲーション業務を受託する。2026年冬頃の蓄電設備の運用開始を目指す。

なお、両発電所とも発電事業者はブルースカイソーラーだが、熊本県菊池市の低圧分割案件の全15区画のうち、今回の提携のもとでFIP転蓄電池併設を計画する10区画分についてはリミックスポイントが取得した。

SIなどを担当しているシールエンジニアリングの菊地潤取締役は、「FIP転蓄電池併設を支援する動きが活発になっているが、低圧案件を対象にしたものはそう多くない。運用代行だけでなく、SI、設備の提供まで一括で対応することで独自性を確立したい。そのためにも実データを取得しながらFIP転蓄電池併設の事業性を検証していく」と話す。

同社は近年、蓄電池関連事業の強化に乗り出しており、25年4月にはFIP転蓄電池併設の実施を目的に熊本県宇城市の高圧太陽光発電所を取得。26年5月頃の運用開始を目指し、移行手続きを進めている。さらに25年12月には27年から3ヵ年の中期経営計画を公表し、向こう3年で蓄電池関連事業の売上高を4倍、営業利益を6倍に伸ばす方針を掲げている。達成に向けては系統用蓄電事業とともにFIP転蓄電池併設事業の拡大も盛り込んでおり、今回のブルースカイグループとの提携はその一環とも言えそうだ。

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