「挨拶や報告、連絡、相談といった基本を大切にする」
オムロンソーシアルソリューションズ エネルギーソリューション事業本部 エネルギーシステム本部営業部 営業1グループ 塩谷哲平 GL
再エネ企業で活躍する人材を取り上げる本連載。住宅用蓄電設備やPCSを製造するオムロンソーシアルソリューションズの塩谷GLの仕事観に迫る。
プロフィール●1984年千葉県生まれ。2008年オムロンに入社。20年オムロンソーシアルソリューションズに異動、PCSや蓄電設備の販売に携わり、24年7月より現職。
──志望動機は。
ニッチでありながらも、社会全体の基盤となる事業を手掛けている会社に興味があり、オムロンへの入社を志望した。
──入社後の経歴は。
入社当初はオムロンの屋台骨である制御機器事業部門に配属され、センサ関連商品の販売を担当していた。2014年に社内の職種転換制度を活用して、環境事業部門に異動した。当時、当社の再生可能エネルギー事業は発展途上だったので、新しいことができるのではという期待感があったのと、先輩方からの誘いもあって、手を挙げた。異動後は、海外の太陽光パネルメーカーとの取引のほか、低圧太陽光発電所用のパワーコンディショナや住宅用蓄電設備の販売を担当し、グループリーダーとして業務に携わってきた。
──苦労したことは。
グループリーダーとして営業グループ全体をまとめることの難しさを痛感した。認識のズレや指示が不十分で要件が十分に伝っていなかったという経験を通じて、共通認識を持ちながらチームで業務を遂行していくことの重要性を実感した。
何度も繰り返して伝えたり、言い方を変えたり、議論を重ねたりして、チームの皆が納得して業務に取り組めるように心掛けている。
──顧客や取引先など、社外の人とどう接する?
取引先は、我々の事業を支えてくれる協力者であるということを念頭に、敬意を持って接している。自分たちが事業にどう貢献できるかを常に考えている。
──後輩との接し方は。
どうしても会議は固くなりがちなので、開始直後は最近の出来事や笑い話をして話しやすく、柔和な雰囲気づくりを心掛けている。本題に入ったら、真面目に議論を進めるなど、切り替えを大事にしている。
──どのような点が会社で評価されたように思うか。
何事にもポジティブに捉える点ではないか。どのような環境に置かれても、前向きに捉えている部分を評価いただいていると思う。
──仕事でやりがいを感じる時はどのような瞬間?
普段の生活でオムロンの製品を目にすると、自然と喜びを感じるので、それもやりがいの一つになっているように思う。
また、私には子供が二人いて、将来、環境に優しい社会で育ってもらいたいという思いがある。世の中に再エネを普及させることが社会をより良くすることに繋がっているという自負を持って仕事に取り組んでいる。
──仕事で意識する点は。
最初に配属された制御機器事業部門で教わったことでもあるが、基本的な礼節を大切にしている。感謝や謝罪、挨拶などに加え、報告、連絡、相談といった基本を大切にしている。
──仕事のモチベーションはどう維持している?
休みの日はキャンプやサーフィン、子供たちと遊ぶなど、リフレッシュして気持ちを切り替え、モチベーションを維持している。
──再エネ業界について。
誰もが再エネに興味を持つような社会の風土をつくっていきたい。たとえば、海でゴミを拾うことと同じように、身近な環境保全として再エネが位置づけられるような社会にしていきたい。