太陽光から電力小売りへ

新電力3団体の狙い

2016年に全面解放される電力小売りマーケット。その規模は7.5兆円との試算もあるだけに、新規参入が後を絶たない。各社は一様に新電力会社(PPS=Power Producer and Supplier、特定規模電気事業者)を立ち上げ、参入表明しているが、その顔ぶれは多岐に亘り、戦略も多彩だ。ユニークな3団体を取り上げた。

[レオパレス]全国55万の入居者に電力小売りを

物件屋根に設置された太陽光発電

アパートの屋根を借用して発電事業を展開しているレオパレス21が今年6月、新電力会社を立ち上げた。全国55万室の賃貸物件を管理する不動産大手が描くスキームとは。

 

レオパレス21(東京都中野区、深山英世社長)が屋根借り発電事業に参入したのは2012年9月。専業子会社『レオパレス・パワー』を設立し、これまで約2700棟のアパートのオーナーから屋根を借り受け、計51MW分の太陽光システムを設置、発電事業を推進している。

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