数字から読み解く
太陽光関連市場の最新事情

脱炭素化で賑わう太陽光関連市場に大きな変化はつきものだ。様々な数字から太陽光関連市場の最新事情を読み解いてみた。(本誌・楓崇志、中馬成美)
【312GW 】 2024年の太陽光パネル上位4社の合計出荷量
世界の太陽光発電市場は、2024年に年間導入量が初めて500GWを超えるなど成長が著しく、太陽光パネル世界大手の出荷量が急拡大している。特に上位4社の存在が抜きん出ている。〝4強〟の筆頭格、中・ジンコソーラーは24年、前年比18.3%増の92.87GWに及ぶ太陽光パネルを出荷し、2位の中・ロンジ・グリーンエナジーに15GW以上の差をつけて2年連続世界一の座に就いた。この2社に3位の中・JAソーラーと4位の中・トリナ・ソーラーを加えた4社はいずれも24年に前年を大きく上回る70GW以上の太陽光パネルを出荷し、4社合計の出荷量は312GWと、世界市場の半分強を占めたのだ。彼らに続く5位の中・トンウェイの出荷量が45.71GWにとどまっていることからも、4強の存在の大きさは見て取れる。
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