未開の壁面太陽光市場

始まったメーカー・EPCの挑戦

オンサイト太陽光発電の導入を断念せざるを得ない例が少なくないなか、壁面設置型の太陽光発電設備を提案する企業が出てきた。各社の動向に迫る。(本誌・中馬成美)

太陽光パネルを建物の壁面に設置する壁面設置型の太陽光発電設備は、ごく限定的なものだが、一部のニーズを獲得して長く商品化されてきたものもある。AGCが2001年に新築向けに商品化したガラスと太陽電池セルを一体にした建材一体型の太陽光発電設備だ。窓や外壁、ひさしなどに設置できるもので、AGCはこれまで300件ほど導入してきたが、最近の動向について、AGC建築ガラスアジアカンパニー日本事業本部新市場開拓部の内田健太シニアマネージャーは、「建材一体型太陽光発電設備の需要がさらに拡がりそうだ。導入機運が高まってきたように思う」と語る。

この記事を読むにはWEB会員専用アカウントでのログインが必要です

ログイン

この特集の記事

この特集の記事データがありません

その他の小特集

一覧を見る