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九州豪雨で太陽光発電所が損壊

2020年7月上旬に発生した豪雨が九州を中心に全国で猛威を振るい、太陽光発電所も被害を受けた。(本誌・平沢元嗣)

無残な姿に変わってしまった太陽光パネル

2020年7月18日、熊本県人吉市を訪れると、痛ましい光景にたじろいだ。土埃が舞う道路の脇には泥に塗れた家財道具が積み重なり、青々とした稲が風に揺れているはずの水田は土砂に覆われていた。氾濫した球磨川の付近には、基礎から傾いた住宅や屋根のない住宅が数知れず。豪雨が発生してから2週間が経過しても、生々しい傷跡は残されたままだった。

豪雨災害は九州や中部地方で発生し、20日現在の死者数は77人、全壊住宅は587棟、床上浸水は7880棟に及んだが、とくに被害が大きかったのは熊本県南部である。7月3日0時から4日10時までの降水量が700㎜に達し、球磨川流域で堤防の決壊が相次いだ。

人吉市では、球磨川が氾濫した場所の水嵩が一時5m程まで達したようで、住民の1人、本田國廣さん(76)は、「水嵩が膝の高さだったとき車で逃げ始めたが、すぐに腰の高さになった。どうにか車のドアを開け、命からがら逃げ出せた」と当時を振り返る。

八代市坂本町でも、鉄道橋が流されたほか、多くの住宅が全壊、被害は甚大だった。7月18日現在も、九州の一部地域では停電が続いており、坂本町では長期化する恐れもある。

球磨川付近の本田さん宅。太陽光発電設備を導入し万事に備えていたが…

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