丸紅新電力とサンヴィレッジ、CATLと系統用蓄電池の調達で合意
計200ヵ所以上240万kWh
丸紅新電力とサンヴィレッジはこのほど、中・CATLと蓄電池の調達で合意した。計240万kWhに及ぶ系統用蓄電所にCATLの蓄電池を採用する。(本誌・楓崇志)

3社は11月20日に丸紅本社で調印式を開催。左から丸紅新電力の鈴木敦士社長、CATLの朱威執行総裁、サンヴィレッジの三村挑嗣社長
新電力大手の丸紅新電力は、太陽光発電のEPC(設計・調達・建設)を手掛けるサンヴィレッジとともに、蓄電池世界最大手の中・CATL(寧徳時代新能源科技)と系統用蓄電所の共同開発で合意し、2025年11月20日に都内で覚書に調印した。丸紅新電力はアグリゲータとして、サンヴィレッジが建設する系統用蓄電所を運用し、CATLは蓄電池を供給する。蓄電池以外のPCS(パワーコンディショナ)やローカルEMS(エネルギー管理システム)は日系メーカーの製品を採用する予定だ。3社は合計で蓄電容量240万kWh規模、特別高圧・高圧合わせて200ヵ所以上に及ぶ系統用蓄電所を開発することで合意し、26年から順次開発していく。なお、CATLは一部の特別高圧蓄電所を保有する方針だ。
丸紅新電力とサンヴィレッジはCATL製蓄電池の採用にあたり、品質や安全性に加え、日系メーカーのPCSやローカルEMSと組み合わせられる点も評価したようだ。両社は運用代行まで含めた系統用蓄電所のパッケージ商品を開発済みで、それらにもCATL製蓄電池を採用する方向だ。
サンヴィレッジは、系統用蓄電所の開発を強化しており、これまでに全国250ヵ所程度の高圧蓄電所の用地を確保したほか、複数ヵ所の特高蓄電所も開発中だ。すでにサングロウジャパンやファーウェイ・ジャパンとも系統用蓄電設備の調達で合意しており、そのなかにCATL製蓄電池も加えることになった。
今後は発電所併設など系統用にとどまらない蓄電池需要の拡大も期待されるだけに、3社間のさらなる連携強化の可能性もありそうだ。




