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パワーエックス、東証グロース市場に上場

蓄電池製造のパワーエックスが2025年12月19日、東京証券取引所グロース市場に上場した。初値は公開価格を下回る1130円で、終値は1430円だった。上場を機に同社はさらなる事業拡大を狙う。(本誌・川副暁優)

12月19日、パワーエックスは東証グロース市場に上場した

パワーエックスは今回のIPO(新規株式公開)で、新規発行を含む発行済み株式数3629万株のうち422万株を売り出した。需要に応じて最大125万株の追加売り出しも予定する。

株式上場で調達した資金は、岡山県玉野市内の工場の生産拡張や新たな蓄電設備の研究開発などに充て、事業拡大に繋げる。また上場によって高まる信用力を活かして大型案件の受注獲得に挑む考えだ。

2024年12月期の連結決算は売上高が61.6億円で、経常損益は57億円の赤字だった。25年12月期は売上高が189億円と大幅な増収を見込んでいるが、経常損益は17.3億円の赤字となる模様だ。これについて伊藤正裕社長は「受注は着実に積み上がっている。現時点の受注状況でみると、来期の売上高は324億円を下らないだろう。来期の黒字転換は濃厚だ」と語る。

パワーエックスは21年に創業。独自に開発した大型蓄電池モジュールをはじめ、EV(電気自動車)向け急速充電器の製造・販売のほか、蓄電池を活用した電力供給も手掛けている。国内メーカーだけに期待は大きく、補助金の採択率が高いようだ。また、メーカーでありながら直接設備の保守を請け負うなど、他社との差別化を図っている。

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