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太陽光向け保険、料率上昇か

施工品質に疑問の声も

保険が使えない?

一方、発電事業者からは「被害に遭ったのに、保険が使えない」との声も挙がっている。事業者いわく「提出書類の粗を探して保険会社が保険を支払わなくて済むように仕向けている」とのことだ。

これに対して、SOMPOリスクマネジメントの花岡本部長は「確かに免責事項はあるものの、それは重大な法令違反を犯しているものだけ。太陽光発電所は施工品質が低いものが目立つとは言え、免責事項が適用されることはほぼない」と話す。

エーオンの田中マネージャーは保険内容を理解することが大事だとして、「最近はメンテナンス会社などが保険の代理店になっている場合もあり、事業者ともども契約内容を把握できていないといったことも考えられる。内容を熟知していなければ、保険会社と交渉はできない」と言う。大切なのは、発電事業者自身が保険内容をしっかりと把握することだろう。何よりも事故を起こさない太陽光発電所の開発を心掛けることだ。

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