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市民エネルギーちば 家庭菜園用の木製架台を試作

市民エネルギーちばが開発した木製架台

営農用太陽光発電所を開発する市民エネルギーちば(千葉県匝瑳市、東光弘社長)は2022年4月21日、木製架台を試作した。事務所の庭に設置して耐久性を検証する。家庭菜園用の架台として商品化する狙いだ。

同社は、スギとマツで木製の架台を開発した。腐食を防ぐため、杭部分のマツを焼き、スギには植物性の亜麻仁油を塗装した。同社の東社長は、「日本の森林は、ほとんどがスギなので、スギを活用したかった。木製は景観と融和する」と語る。

試作した木製架台は、高さ3m、幅4m、奥行3m。太陽光パネルを載せても遮光率は35%程度だから、下部で作物を栽培できる。

同社は、木製架台に太陽光パネルとPCS(パワーコンディショナ)を合わせてkWあたり13万~15万円程で売り出したい考えで、材木会社と協業して架台の原価低減を進める。

同社の東社長は、「強度や耐久性を検証し、22年冬以降、商品化してホームセンターなどで販売したい。架台には10年の製品保証を付与する予定だ。施工やO&M(管理・保守)まで提案していく」と語った。

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