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日本アンテナ、太陽電池一体型の無線アンテナ開発

アンテナ製造の日本アンテナは2022年6月28日、スクリーン素材を開発するオーエスエムと薄膜太陽電池一体型の無線アンテナを開発したと発表した。遠隔監視機器と組み合わせて商用化する。

同社は、ペットボトルを再資源化した透明のフィルムでアンテナと薄膜太陽電池を貼り合わせて一体にした。再生可能エネルギー電力で常時給電できるようにして、屋外の給電経路がない場所でも監視機器の情報の送受信ができるようにした。

同社は製品をフィルムで保護し、保護等級IP67の防水・防塵仕様とした。製品の受風面積を減らして高所設置時の安定性を確保し、様々な帯域の周波数に対応した。

同社営業部第一営業グループの藤崎賢哉マネージャーは、「受風面積が小さく、風で飛ばされる危険性はない」としたうえで、「IoT(モノのインターネット化)センサ機器や計測装置、監視カメラなどと組み合わせれば、河川の水位確認や土砂崩れの監視など、防災設備として利用できる」と語った。

新製品開発に際し、実証も行っている

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