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丸紅、中古パネル販売で損保ジャパンと提携

瑕疵保証を活用

総合商社の丸紅は2022年11月21日、23年度に予定している中古太陽光パネルの販売で保険大手の損害保険ジャパンらと基本合意を交わしたと発表した。瑕疵保証保険を活用し、品質を担保して拡販する構えだ。

丸紅は、性能検査を実施して販売する中古太陽光パネルに瑕疵保証を付与する。損害保険ジャパンの瑕疵保証保険に加入し、パネルに故障などの瑕疵があった場合、修繕費や交換費を保険で補填する。交換の際に回収した中古太陽光パネルには再び性能検査を実施し、丸紅が開発した情報管理プラットフォームと連携して再使用できないものは再資源化していく。

同社電力新事業部の本田悠一郎氏は、「情報管理プラットフォームによって中古太陽光パネルの適切な情報管理が可能になったため、瑕疵保証保険に加入できるようになった」とし、「保証付き中古パネルの引き合いは多い。まずは1件の成約を目指し、需要喚起に繋げたい」と語る。

丸紅は、21年6月に中古太陽光パネルの取り扱い履歴や検査情報、再使用の可否判断などの情報を管理する情報管理プラットフォームを構築した。適正かつ効率的なパネルの再利用を目的に実証事業を実施している。

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