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両面受光パネル、雪国で採用進む

東京太陽光建材、累計出荷1MW

両面受光型のモジュールが積雪地域で導入を伸ばしている。表面だけでなく裏面でも発電する特殊なタイプで、雪面の反射光を活用できる。パネルの広角設置による発電の影響がないだけに降雪対策に有効で、主に東北地方や北陸地方で採用が進んでいる。

積雪による発電の影響を防ぐには、雪がモジュールの表面に積もらないように地面に対して広角に設置する方がよい。だが表面のみで発電する通常のモジュールでは、太陽光の直達日射の吸収率が減り、発電量が低下する。

裏面も生かせる両面受光型は、モジュールの広角設置による影響がなく、降雪対策が可能になるため、メリットが大きい。

この両面受光型の製販を手掛けているのが、東京太陽光建材(東京都台東区、仁村利尚社長)だ。ドイツで委託生産している主力モジュールは、結晶系で出力260W(表面のみ)タイプである。

積雪地域への出荷を伸ばし、2014年3月までの累計設置量は1MWを超えた模様だ。出力50kW未満の小規模産業用を中心に、蓄電池を併設した公共用案件でも複数ヵ所に導入された。

同社の金香佑典専務取締役は、「通常の設置角度だと冬季は雪に埋もれてしまう。毎年の積雪荷重によるセル傷みの恐れもあるため、当社は45~50度でのパネル設置を推奨している。冬以外も反射効果が高まるように、白色塗料や石灰石、寒水石を地面に敷き詰めるといった工夫を施した案件もある」と話す。

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