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PVeye 2026年5月号
特集「拡がる太陽光運用支援ビジネス 蓄電池からリサイクルまで」

既設の太陽光発電所の運用を支援するビジネスが拡がりつつある。蓄電所向けも含めO&M(管理・保守)の需要が拡大する一方、PCS(パワーコンディショナ)交換などのリパワリング(改修による出力増)が増加。〝FIP(フィード・イン・プレミアム制度)転+蓄電池併設〟などの新規事業も立ち上がってきた。今後は〝卒FIT〟案件が急増するだけに、中古物件の集約化やリサイクル(再資源化)関連事業への注目度も高まりそうだ。商機獲得を狙う再生可能エネルギー企業の最新動向に迫る。
鍵は蓄電所と既設向け工事
成熟化進むO&M市場
陰に陽に太陽光発電設備の長期稼働を支えるO&M企業。成熟した市場でも新商機を探る動きもある。蓄電所向けO&Mと既設物件向け工事が鍵となりそうだ。
ブルースカイエナジー、アグリゲータライセンス取得
まずは系統用蓄電事業に活用へ
発電所の開発からO&Mまで、再エネ関連事業を幅広く手掛けるブルースカイエナジーは2026年4月、アグリゲータライセンスを取得した。29年までに100ヵ所の蓄電所開発を目指すなかで、有効活用していく方針だ。
リエネ・エナジー、O&M受託量が3.5GWに
付加価値提案強化へ
O&M大手のリニューアブル・ジャパンは東急不動産ホールディングスグループの組織再編に伴い、2026年4月1日付で『リエネ・エナジー』に社名を変更した。付加価値提案を強化し、O&M市場で存在感を高めていく構えだ。
Interview
「リパワリングからアグリゲーションまで業容拡大」
スマートエナジー 大串卓矢 社長
O&M最大手のスマートエナジーがO&M契約量を着々と伸ばし、グループ全体で5GWの大台に乗った。同社の大串社長に近況を聞いた。
蓄電池併設が拡大〝FIP転〟元年到来か
出力抑制順の変更を控えた2026年度は〝FIP転〟が加速しそうだ。蓄電池併設を含めた新たな商機が拡がり始めている。
堀内電気、FIP転+蓄電池の収益試算公開
補助金なしも調整力取引併用で投資回収7.5年に
福岡県のEPC(設計・調達・建設)企業、堀内電気(福岡市、堀内重夫社長)がこのほど、自社のメガソーラーで〝FIP(フィード・イン・プレミアム制度)転+蓄電池併設〟を始めた。当初の計画よりも遅れたが、2026年4月6日には竣工式を開き、稼働させた。
長期適格事業者で初の認定
集約化に現れる新商機
このほど、長期適格事業者に3社が認定された。集約化の動きが加速するのか。注目度が高まりそうだ。
紆余曲折の新法制定
期待高まる規制緩和
太陽光パネルの中間処理の新制度案が固まった。再エネ業界にはどのような影響があるのか。新法案の内容を紐解き、動向を探る。
除草から地域共生まで
牧羊のポテンシャル
草を主食とする羊を放牧すれば、自然の摂理に従って雑草を管理できる。そのうえ、羊が生息する太陽光発電所は牧歌的で、周辺の住民から親しまれやすいという特徴もあるようだ。


熱帯びるペロブスカイト開発
パネルメーカーが描く勝ち筋
コモディティ化が進む太陽光パネル。ペロブスカイト太陽電池の実用化が近づきつつあるなか、メーカー各社は差別化を図り、勝ち筋を探り始めた。
「2030年までに効率30%超のペロブスカイト太陽電池を商品化したい」
長州産業 岡本晋 社長
国内の太陽光パネルメーカーとして期待を背負う長州産業。ペロブスカイト太陽電池の開発を進めつつ、生産規模を拡張して海外展開に動く。長州産業を率いる岡本社長に狙いを聞いた。
「25年はパネル86GW出荷 1年で黒字転換へ」ジンコソーラー 銭晶 副社長
太陽光パネルの出荷量で世界首位の中・ジンコソーラー。生産過剰の影響で2025年に初の赤字に陥ったものの、技術力を活かして反転攻勢を強めている。銭晶副社長に話を聞いた。


営農用太陽光ルール改定へ
規制強化の方向に舵か
農水省が農地一時転用のルールを改定する意向を示した。規制が強化される方向だ。営農用太陽光発電の事業環境が大きく変わるかもしれない。
「優良事例にインセンティブを与える制度にするべきだ」
ソーラーシェアリング推進連盟 近藤恵代表理事
営農用太陽光の業界団体、ソーラーシェアリング推進連盟は優良事例にインセンティブを与える仕組みの導入を強く求めている。近藤代表が思いを語った。

Vol.120
宇都宮大学発電所(峰キャンパス、陽東キャンパス)
栃木銀行の再生可能エネルギー発電子会社、クリーンエナジー・ソリューションズがオンサイトPPA(電力売買契約)方式で宇都宮大学に設置した太陽光カーポート。
「官民一体の確たる戦略なくして企業は動けない」
しろくま電力 谷本貫造代表取締役
500万kWh以上もの蓄電所の開発案件を抱え、EPCからアグリゲーションまで内製化するしろくま電力。同社の谷本社長は業界団体の代表も務めるオピニオンリーダーだ。谷本社長が蓄電所市場の問題点を指摘した。
パワーエックス
国産志向の追い風 高成長への好機到来
国産志向の追い風を受け、蓄電池メーカーのパワーエックスが受注を伸ばしている。株式上場を果たし、生産能力の増強も計画しているが、今後はどう動くのか。
リヴルクス、青森県三沢市に太陽電池セル工場建設へ
年産500MW規模で27年の稼働目指す
リヴルクスは2026年3月、青森県三沢市に太陽電池セル工場を建設すると発表した。27年の稼働を目指し、生産体制の準備に乗り出した。この10年で太陽電池の国内生産は大幅に縮小してしまったが、注目の挑戦になりそうだ。
ユアサM&B、系統用・産業用蓄電設備で台・コールドエレクトリックと提携
コンテナ型とキャビネット型の3機種を販売
東京製鐵、営農用太陽光発電のバーチャルPPAで環境価値確保へ
レイテック、路面設置用太陽光パネル受注開始
ヤブシタエネシス壁面設置型太陽光のコスト低減実現
舞台ファーム営農用太陽光2.5MW稼働
レタス工場に電力供給
ホウビエナジー 自社設備の蓄電所稼働
自社製EMSを初実装
EMソリューションズ、キュービクル供給強化
ニートエンジと提携
レノン、低圧系統用蓄電設備発売
「13ftタイプの系統用蓄電池を5件設置キャビネット型も投入準備」
ネクテス 井上真壮 社長
独自の制御技術をもとに蓄電池を製造するネクスト・イー・ソリューションズは2026年4月1日付で社名を『ネクテス』に変更した。世界市場を視野に入れ、事業を拡げる構えだ。

日本ベネックス
屋根借りFIP続々運転開始 保有発電所87MWに
再生可能エネルギー事業を展開する日本ベネックスは、FIPを活用した屋根借り方式の発電事業を展開し、太陽光発電所の保有を強めている。同社の狙いとは。

地域脱炭素に不可欠な3つの努力
地域脱炭素のハードルは高く、関係者には相応の努力が求められる。そこで脱炭素事情に詳しい環境官僚の鈴木氏が指針を示した。
[第82回]
米・イスラエルによるイラン攻撃が与える影響②
イラン戦争による電力市場価格の高騰に対して、新電力会社はどう対処すべきか。アンプレナジーの村谷社長が4つの要諦を示した。

京セラ
クレイ型蓄電設備の新製品発売 公共・産業用機種も商品化
ヴィガラクス
コンテナ型独立電源発売
ダイヤゼブラ電機
住宅向け蓄電設備発売
世界市況データ(ポリシリコン、ウエハ、セル、モジュールスポット価格)/需給調整市場の落札結果(2026年3月1日~31日、速報値)/日本卸電力取引所におけるスポット市場の平均取引価格推移/世界太陽光関連企業 決算データ

「優秀な人材の力を最大化することが使命」
ダイヘン EMS事業部営業部システムソリューション課 前川壱成副主任
再エネ関連企業で活躍する人材を取り上げる本連載。今回はダイヘンの前川副主任に仕事観を聞いた。

[高松市]
香川県高松市は2026年2月に『脱炭素先行地域』に採択された。市の脱炭素化計画と進捗をまとめた。
| 発刊日 | 2026年04月25日 |
|---|---|
| 定価 | 1,980円 |
| コード | 4912801090462 01800 |














