環境省、脱炭素先行地域7ヵ所選定
6回目採択で88ヵ所に
環境省は2025年 環境省は2025年5月9日、千葉県市川市や愛媛県今治市、宮崎市など計7つの地域を『脱炭素先行地域』に選定したと発表した。今回の6回目の採択で、脱炭素先行地域は88ヵ所となった。
環境省は25年2月3日から4日間公募し、35の地方公共団体が計15件の事業計画を提出。2月18日から9回に亘って評価委員会を開催し、前述の市川市、今治市、宮崎市に加え、山形県米沢市・飯豊町と福井県池田町、鳥取県倉吉市、広島県北広島町の計7地域を採択した。前回と同様に先進性やモデル性、事業の実現可能性などの観点から評価したほか、県が横展開の役割を担う計画などを高く評価したという。
環境省は30年までに民生部門の脱炭素化を目指す脱炭素先行地域を25年度中に少なくとも100ヵ所選び、〝脱炭素ドミノ〟を起こす狙いだ。今回、山形県と愛媛県の自治体が選定されたことで、脱炭素先行地域のない〝空白県〟は7都府県となった。