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オーエフ 産業用蓄電設備の長期保証開始

低圧太陽光発電所のO&M(管理・保守)を展開するオーエフ(東京都港区、西山耕平社長)は2025年6月27日、保証会社などと産業用蓄電設備の保守つき長期保証サービスを始めた。差別化を図って蓄電設備の利用者へ訴求していく。

蓄電池メーカーの中・レノンパワーが販売する蓄電設備の製品保証が1年しかなく、保証会社のジャパンワランティサポートの延長保証を追加して10年の製品保証とした。オーエフは全国の保守網を活かして蓄電設備の保守業務を請け負う。

ジャパンワランティサポートは、設備の交換に伴う設備費や作業費、輸送費などはすべて保証で補填する。保証期間内であれば何度でも保証サービスを利用できるようにした。 なお1回当たりの保証額の上限は蓄電設備の販売価格までである。保証料はレノンパワー製蓄電設備の販売価格に上乗せする。

オーエフは全国に200ヵ所以上の保守網を有し、突発的な機器の故障時に迅速に対応できる体制を整えている。日本に保守網のない海外メーカーを支援しつつ、蓄電設備を導入した企業の機器交換に伴う費用負担を低減する構えだ。

同社の岩崎辰哉取締役は、「海外メーカーのアフターフォロー体制を当社のO&M体制で補完することで、蓄電設備を導入する日本の企業が長期間安心して使用できる仕組みをつくりたい」と語る。今後は他の蓄電池メーカーとも同様のサービスを展開する方針である。

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