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イワテック、トヨタにグリーン水素供給開始

トヨタ自動車九州の定置型燃料電池

EPCのイワテック(長崎市、岩元孝一郎社長)はこのほど、再生可能エネルギー電力で製造したグリーン水素をトヨタ自動車九州が運用する定置型燃料電池向けに供給した。

産業ガス販売の福岡酸素の協力を得て長崎市内の自社施設内で製造したグリーン水素をトヨタ自動車九州の小倉工場へ供給していく。2021年より自社の実証プラントでグリーン水素を製造していたが、外部には供給していなかった。水素事業に取り組む各社と協業してグリーン水素の供給網の構築を目指す。

同社は出力49.6kWの太陽光発電設備と容量64.4kWhの蓄電設備に、水素製造能力5N㎥/hの水素発生装置を運用。生成した水素を高圧ガスシリンダーに充填し、福岡酸素を介して届ける。同社エネルギーソリューション部の鶴丸将太朗部長は、「グリーン水素のコスト競争力を持たせるためにも、電源コストの削減ができるように蓄電容量の最適化を図りたい」と語る。

同社は太陽光発電事業で培ったノウハウを活かし、今後もグリーン水素事業で他社との協業を検討していく。

グリーン水素は小倉工場で使用される

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