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25年度第1回FIP入札 57件79MWが落札

0円落札も過去最多に

電力広域的運営推進機関は2025年6月20日、FIP(フィード・イン・プレミアム制度)の適用対象となる出力250kW以上の太陽光発電設備の25年度第1回目の入札結果を公表した。73件143.6MWが応札し、57件79MWが落札された。応札量が募集容量を超えたほか、38件が0円で落札したことで、加重平均落札単価はkWhあたり4.06円まで下落した。

25年度初となる今回のFIP入札では、募集容量が79MW、上限単価はkWhあたり8.9円に設定された。入札参加資格の審査には77件157.8MWの事業計画が提出され、そのうち参加資格を得たのは75件145.8MW。実際に応札したのは73件143.6MWで、そのなかから募集上限となる57件79MWが落札された。

kWhあたりの落札単価は、最高7.79円、最低0円だった。4社38件が0円で落札した結果、加重平均落札単価は前回から1円減の4.06円となった。

次回の25年度第2回入札はすでに事業計画の提出締切日を過ぎており、8月22日に落札結果が公表される予定だ。上限単価はkWhあたり8.83円で、今回の結果を踏まえた募集容量は114.54MWとなる。

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