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25年度第3回FIP入札 27件75.3MWが落札

約1年振りの募集割れ

電力広域的運営推進機関は2025年12月1日、FIP(フィード・イン・プレミアム制度)の適用対象となる出力250kW以上の太陽光発電設備の25年度3回目入札で27件75.3MWが落札したことを公表した。募集容量を下回る低調な結果に終わった。

今回のFIP入札では、募集容量が162.6MWに設定されたが、入札参加資格の審査に提出された事業計画は33件79.8MWにとどまった。うち32件77.8MWが審査を通過し、27件75.3MWが応札。応札した案件全てが落札した。

kWhあたりの上限単価8.75円に対し、最高落札単価は8.75円、最低落札単価は4.97円で、加重平均の落札単価は7.13円だった。過去2回と異なり、0円で落札した案件はなかった。過去3回の入札ではいずれも募集量を超える応札が集まっていたが、今回は24年度第3回入札以来約1年振りの募集割れだった。

次回の25年度最後となる第4回入札は、事業計画の提出締切日が26年1月23日で、落札結果の公表日は26年3月6日の予定だ。上限単価はkWhあたり8.68円で、今回の結果を踏まえた募集容量は79MWとなる。

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