ジャクリジャパン 瓦型太陽光パネル開発
ポータブル電源や太陽光パネルを販売するジャクリジャパン(東京都中央区、高橋勝利社長)はこのほど、瓦型の太陽光パネルを開発した。協力業者を募って量産したい考えだ。
同社は、瓦を模した出力42W、715mm×466mm×49mmの結晶シリコン製太陽光パネルを開発した。5mm厚の高度強化ガラスとアルミ合金を採用し、耐火性や雹耐性、通気性を高め、雨水保護機能を備えた。マイナス40℃から85℃までの環境に対応させ、最長25年保証を付与する。色は黒と朱色の2種類とした。
ジャクリジャパンマーケティング本部マーケティング第二部のジョイス・フー氏は、「京都など、意匠性が求められる施設に提案していく。中国での実証事業を経て日本の法規に則った認証を取得し、量産していきたい」と意欲的だ。
親会社のジャクリは2012年に米・カリフォルニア州で創業し、ポータブルリチウムイオン蓄電池や太陽光パネルの販売を開始、中国・広東省深圳市の自社工場で製品を製造している。日本法人のジャクリジャパンは19年9月に設立された。

製品名は『Jackery SolarSaga Barrel Tile』。右は朱色タイプ

