NTTドコモら、住宅用蓄電池でDR開始
NTTドコモ(東京都千代田区、前田義晃社長)は2026年1月、NTTスマイルエナジー(大阪市、吉田誠社長)及びELJソーラーコーポレーション(愛知県名古屋市、新井裕治社長)と住宅用蓄電設備の販売・運用で業務提携を結んだ。電力客宅の蓄電設備でDR(=デマンドレスポンス、需要応答)制御し、電力原価の低減を図る考えだ。
NTTドコモは『ドコモでんき』の商品名で電力小売りを展開、一般消費者を対象に顧客数は100万件にのぼる。ただ電力仕入れ価格が高騰するというリスクもあるだけに、蓄電池のDR制御の効果を検証したかった。
NTTスマイルエナジーは、蓄電池の遠隔制御機能を持つ蓄電池制御プラットフォームを構築済みだ。そこで住宅用蓄電設備販売のELJソーラーコーポレーションと組んで、ELJが販売・施工した蓄電設備をNTTスマイルエナジーが群制御するという今回のスキームを築いた。まずは26年1月から12月まで実施する予定だ。
NTTドコモは、蓄電池の一部制御権を顧客から譲受するが、ドコモでんきの『エコ得プログラム』に加入顧客には蓄電池を制御するたびに『dポイント』を付与する。なお、停電時などは非常用電源としての顧客の利用を最優先する考えだ。
NTTドコモコンシューマサービスカンパニーの小島慶太イエナカサービス部長は、「ELJソーラーコーポレーションは住宅用再生可能エネルギー設備の販売・施工で全国展開している有力企業だ。協力して蓄電池を多数導入し、事業を広げていきたい」と語る。
NTTドコモは21年の『カーボンニュートラル宣言』を契機に電力事業に参入。ドコモグループの電力使用量に占める再エネ比率は24年度で44.7%に達している。

