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AGC、三菱UFJとガラス素材の資源循環で協業

建材一体太陽光の実証開始

後付け設置可能な建材一体型太陽光パネル『後付けサンジュール』

建築ガラス大手のAGCは2026年1月29日、三菱UFJ銀行と板ガラスなどの資源循環で協業すると発表した。輸入に依存しているガラス素材の循環を進め、環境負荷や原料調達リスクを低減していく。

AGCは22年4月、建物の窓部に後付けできる建材一体型太陽光発電設備を開発し、24年10月より試験的に販売してきた。室内から設置できるため、足場が不要で、一般の建材一体型太陽光発電設備よりも工事費が安いのが特徴だ。

同社は26年1月、協業の一環で三菱UFJ銀行の大阪ビルと愛知県の舞鶴支店で建材一体型の太陽光発電設備を導入した。大阪ビルには、AGCの工場に設置されていた中古品を再使用して経済性や発電性能などを検証するとともに、使用後はパネルを解体してガラス再資源化の可否を検証する想定だ。

一方、舞鶴支店には、新品の太陽光発電設備を設置し、発電量や耐久性を検証する。今後は原材料の調達から廃棄までの環境影響であるLCA(ライフサイクルアセスメント)を評価していく考えだ。

AGC事業開拓部事業探索グループの茨城俊介マネージャーは、「環境影響を定量的に評価し、サーキュラーエコノミー(循環経済)という考え方を訴求していく」と語る。

実証試験を踏まえ、建材一体型太陽光発電設備の再資源化技術の確立を目指す構えである。

設置には伸縮フレームを使用し汎用性を持たせた

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