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エネファント、トヨタの小型EV貸出へ

太陽光カーポートと複合提案

太陽光発電設備販売のエネファント(岐阜県多治見市、磯﨑顕三社長)は2021年8月、トヨタ自動車の超小型EV(電気自動車)『シーポッド』の貸出事業に着手した。太陽光カーポートの無償設置と併せて提案していく。

同社は法人向けに日産自動車のEV『リーフ』の貸出事業を行っているが、三井物産の協力を得て、シーポッドの取り扱いを始めた。エネファントがJA三井リースからシーポッドをリース調達して企業や自治体へ貸出す。リーフを月額3万9800円で貸出しているが、シーポッドは小型ゆえ、リーフより安価に提供できる見込み。

同社は出力約10‌kWの太陽光カーポートを法人施設などへ無償設置し、太陽光電力をEVの充電や隣接する施設で使用できるようにして、1kWhあたり25円で販売する事業も展開、これまでに約140ヵ所で施工した。今後は同事業とEV貸出との連携を深めていく。

磯﨑顕三社長は「シーポッドは提供できる台数が限られているため、まずはカーポートを提供した企業へ呼びかけていく」と話す。

今後のEV関連事業について、磯﨑社長は、「駅前に太陽光カーポートとEVを導入して、誰でも利用できるサービスなどを提供していきたい」と語る。

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