アイテス、検査機器を中部電気保安協会に納入

2016.06.01

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 検査機器製販のアイテス(滋賀県野洲市、五十嵐靖行社長)は、6月末までに太陽光発電用のメンテナンス機器2機種を、中部電気保安協会の全48営業所へ納入する。天候に左右されず測定可能な利便性が評価されたという。2016年度は2機合わせて1000台超の販売を見込む。
 アイテスは抵抗値測定器と断線探査機を1組にして中部電気保安協会へ納める。3月16日に採用が決定し、4月より出荷を始めた。
 抵抗値測定器は接続箱につないで開閉器をオフにし、独自の測定信号をパネルに印加して抵抗値と開放電圧をストリング単位で測る装置だ。
 パネルに断線が生じると、電流が遮断され抵抗値が上昇するから、それを検出すれば異常発見につながる。抵抗値測定はI-Vカーブ測定と違い、日射の影響を受けない利点がある。なおアイテスの抵抗値測定器は開放電圧の計測もでき、バイパスダイオードのショート故障も検出可能である。
 抵抗値測定で異常ストリングを発見したら、断線探査機でパネルの故障個所の特定に移る。断線探査機は、パネルのバスバーにセンサを当て、通電による磁界を感知する装置だ。反応がなければ断線が発生しているとわかる。バスバー一本あたりに0.5Aの電流が流れていれば使用できる。パネルやケーブルを取り外す必要はない。
 アイテスは13年8月に断線探査機を、14年4月に抵抗値測定器をそれぞれ製品化し、各400台程度販売した。現在大手商社や金融各社と商談を進めていて、今期は両機を500台ずつ販売する見通しだという。
 同社は「十分な点検が行われない中で発電所の性能低下や故障パネルが放置されている事例も顕在化している。太陽光発電を長期にわたる健全なエネルギー源とするためには、竣工時からの初期性能確認と稼動後の定期的な劣化診断を行うための保守メンテナンスが重要だ」と説く。
 なお2つの機器は単結晶、多結晶と、ヘテロ接合型パネルに対して使用可能である。

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