〝ドイツクオリティ〟をリーズナブルに! コナジー・ジャパンのEPC力

2015.03.01

PVeyePR

 太陽光発電一筋15年。ドイツ・ハンブルグに本社を構えるコナジーは累計780MWの建設実績を持つ世界的なEPC企業だ。その日本法人、コナジー・ジャパン(東京都千代田区、大髙秀幸社長)が、日本で存在感を高めている。EPCを軸にプロジェクト開発やO&M、そして低圧キットの販売まで。ドイツの品質をリーズナブルに提供する構えだ。

 独・EPC(設計・調達・建設)大手のコナジーは、モジュール、PCS(パワーコンディショナ)、架台のコア部材を、〝ドイツクオリティ〞で提供することをモットーに、日本で業容を拡大している。15年4月には福岡県で10MWの工事を控えている。
 プラント開発の肝となる設計に、絶対の自信を持つ同社。その理由について、クリストファー・ウエストシニアマネージャーは、「ドイツの太陽光発電専門設計ソフト、『ヘリオス』を用いて設計シミュレーションをしている。土地の起伏も図面に反映し、最少の造成と最大の発電量で設計する」と説明する。
 施工には、主に杭基礎を用い、日本ではドイツ製の杭打機を5台有しているため、施工スピードも速い。杭に取り付ける架台の施工性も定評があり、杭打ちからパネル設置、ケーブル配線を含めて、1MW1週間で建設できるという。
 PCSは、世界最大手の独・SMA社とグローバル契約を交わしており、スケールメリットある価格で提供できる。「1MWあたりのシステムコストは21万円/kWから(造成・系統連系費除く)。高品質な部材をグローバル価格で調達し、日本の発電所建設に貢献したい」(ウエスト氏)。
 また、同社がEPCを担う発電所では、プラント収益を補償する保険に加入することができる。保険適用期間は最大5年で、同社の試算する年間予想発電量よりも実発電量が少ない場合、同社が収益を補償するというもの。日照不足やPCSの予期せぬ停止、自然災害等、いかなる理由も対象となる。メガソーラー建設の際、多くの企業はプロジェクトファイナンスで資金を調達する。投資額を無担保で貸す銀行は、この保険で損失を補償されるため融資が容易になるというものだ。
 現在同社は、日本国内でプロジェクト開発を加速している。東北で20MW級の2案件が進行中。既に着工準備が整っており、電力会社との契約締結を待って施工をスタートする。
 今後は、海外で300MW以上展開しているO&M(オペレーション&メンテナンス)を日本でも本格化させる。常時遠隔監視に加え、月1回の機器の劣化点検を標準メニューとする構えだ。「監視システム大手で、国内に300カ所のエンジニア拠点を持つパートナーと組んだ。万一のときには、2時間以内のかけつけが可能だ」(ウエスト氏)。

低圧キットを発表

 同社は2月、モジュール・PCS・架台がセットになった、『コナジー・キット』を発売する。出力は10kWと49.9kWの2種類。モジュールはコナジーブランドの多結晶260Wで、質量、最大荷重負荷、製品保証期間が異なる2種類から選択が可能。
 低圧キット発売について同社の船橋毅営業課長は、「今後のメガソーラー開発の縮小を見込んで発売に至った。大規模案件の調達をグローバル展開していることから質の高いドイツクオリティのものを安価に販売できる」と話している。
 同キットはPVEXPOのコナジーブースでお披露目される。品質・施工性の高さを確かめてみてはいかがだろうか。

コナジー・ジャパン株式会社
東京都千代田区有楽町1-7-1有楽町電気ビル南館8階
Tel:03-6269-9477
E-Mail:t.funahashi@conergy.com
http://www.conergy.jp/

2022.07.27

PVeye

ヤマガタデザイン、山形県内でPPA展開 教育分野に資金還元

街づくり会社のヤマガタデザイン(山形県鶴岡市、山中大介社長)は2022年7月、太陽光発電のEPC企業、FD(愛知県刈谷市、鈴木政司社長)と、冠婚葬祭業のジョインの施設に太陽光発電設備を設置した。第1号続きを読む

2022.04.08

PVeye

伊藤忠商事、米国に再エネ開発会社設立

 伊藤忠商事は2022年3月24日、米国で再生可能エネルギー発電所開発会社を設立したと発表した。再エネ発電所の開発に特化する事業会社を立ち上げ、効率的な開発と収益の拡大を狙う。主に太陽光発電所を開発し続きを読む

2022.04.07

PVeye

北海道電力、太陽光ゼロ円設置開始 新築住宅向け

 北海道電力は2022年3月1日、新築住宅の所有者が住宅用太陽光発電設備を初期の負担なく設置できるサービスを開始した。顧客とリース契約を結び、毎月定額の料金を徴収する。
 同社は、今回の続きを読む

2022.03.08

PVeye

セイコーエプソン、富士見事業所に太陽光導入 SMFLみらいとPPA

 プリンター製造のセイコーエプソン(小川恭範社長)は2022年2月15日、長野県富士見町内の事業所に太陽光発電設備を導入した。三井住友ファイナンス&リース子会社のSMFLみらいパートナーズとPPA(電続きを読む

2022.03.07

PVeye

キユーピー、FIT太陽光を実質再エネに 神戸工場にはPPA導入

 食品大手のキユーピー(長南収社長)は2022年2月20日、既設の太陽光発電設備を活用して渋谷本社と研究施設で使用する電力を実質再生可能エネルギー電力に切り替えた。神戸工場にはPPA(電力売買契約)で続きを読む

2022.03.02

PVeye

横浜環境デザイン、PPAで太陽光導入

 太陽光発電設備の販売・施工やO&M(管理・保守)を手掛ける横浜環境デザイン(横浜市、池田真樹社長)は2022年2月7日、マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)の横浜事業所に太陽光発電設備と蓄電設備続きを読む

2022.03.01

PVeye

エムケイジャパン、可搬型蓄電設備発売 蓄電容量2kWh

 中・イーノウの国内総代理店であるエムケイジャパン(東京都荒川区、林軍社長)は2022年2月2日、電子商取引サイトでイーノウ製の可搬型蓄電設備を発売した。従来品より価格を抑え、民生用の非常用電源として続きを読む

2022.02.28

PVeye

シン・エナジー、リコー子会社にPPAで太陽光カーポート導入

 新電力会社のシン・エナジー(兵庫県神戸市、乾正博社長)は2022年2月16日、リコー(山下良則社長)の100%子会社、リコーインダストリー(神奈川県厚木市、戸倉正社長)に太陽光パネルを搭載したカーポ続きを読む

2022.02.17

PVeye

グッドオンルーフス、アフリカに太陽光無償提供 国連開発計画と提携

 アフリカで電化事業を手掛ける一般社団法人グッドオンルーフス(東京都千代田区、草賀純男代表理事)は2022年1月21日、国連開発計画のブルキナファソ事務所(マチュー・シオヴェラ代表)と契約を結び、太陽続きを読む

2022.02.12

PVeye

西海市、日産自らと脱炭素化で協定締結

長崎県西海市は2022年1月28日、日産自動車(内田誠社長)ら9社と市内の脱炭素化に向け、連携協定を締結した。電気自動車や再生可能エネルギーを普及させ、脱炭素化を進めつつ、災害に強い町づくりを目指す。続きを読む