RE100電力が施工会社のFIP提案を後押し

FIP電力20年間固定価格買取サービス

設備を安価に提供

同社指定の太陽光発電設備と蓄電設備を導入すると、最高18円/kWhでFIP電力を買い取ってくれる

もっとも、同社には再生可能エネルギー電力の調達量を増やす狙いがある。同社は、JEPX(日本卸電力取引所)依存からの脱却に加え、再エネ電力の需要増を見越し、30年までに販売電力の再エネ比率を100%まで高める方針だ。そのためには非FITの再エネ発電所を普及させる必要があり、同社は全国の施工会社が発電所を開発しやすい仕組みを築いたのである。

同社は、施工会社へ太陽光発電設備や蓄電設備を割安な価格帯で販売する。黒淵社長は「非FIT発電所開発は、施工会社さんの協力なくして実現しません。我々はグループでEPC(設計・調達・建設)を手掛けており、現場の事情を把握しているだけに、施工会社さんが利益を得られるよう、安く設備を提供していきます」と話す。

なお、同社は稼働済みの太陽光発電所からも電力を買い取る。FITからFIPに切り替えた発電所を対象に、FIT売電単価よりも最大1円高く買い取り、蓄電設備を追加設置する場合には同最大6円高く買い取る構えだ。

今回のサービスを活用すれば、施工会社はFIPの提案がしやすくなるはずだ。関心のある施工会社は同社へ問い合わせてみよう。

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