日本エネルギー総合システム、住宅太陽光でFC展開
『でんき0』創設 余剰高額買取り開始
日本エネルギー総合システムが、住宅用エネルギー設備の販売で独自のスキームを確立した。客先の余剰電力を買取る『でんき0』のサービスをSNSで広め、全国の施工店と組んで再エネ商材を拡販していく。
太陽光発電所のEPC(設計・調達・建設)を手掛ける日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)は、かねてより太陽光発電設備や蓄電設備などの住宅用エネルギー商材を販売してきたが、ここに来て新しい販売スキームを構築した。
全国の施工店とフランチャイズ契約を交わし、住宅用エネルギー商材を卸しつつ、最終客先の余剰電力を日エネが高単価で買取るのだ。具体的には、1年目から4年目が25円/kWh、5年目から10年目が15円/kWh、11年目から20年目が11円/kWhである。
日エネはさらに客先で発生する環境価値を0.4円/kWhで買取るため、消費者にとってはFITを活用して再エネ設備を導入するよりも、遥かにお得なのだ。
日エネの黒淵社長は「FITを使うと申請手続きに時間がかかりますが、当社のサービスの場合は、その手間がないので、すぐに工事に取りかかることができます」と特長を述べる。