日エネグループ、〝FIP転+蓄電併設〟本格開始
蓄電所開発の日本エネルギー総合システムが〝FIP転+蓄電池併設〟の支援を始める。JEPX取引に加え、需給調整市場も活用する。九州以外の電力エリアでも受けつける方針だ。

系統用蓄電所の開発・販売は好調で、2025年は15基完工した。26年は50基を超えそうだ
太陽光発電所や蓄電所のEPC(設計・調達・建設)を手掛ける日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)は、FITで運営してきた太陽光発電所をFIP(フィード・イン・プレミアム制度)の運用に移行し、蓄電池を併設する〝FIP転+蓄電池併設〟の支援を始める。
背景には、FIP電源の出力抑制順をFIT電源よりも遅くするという優先給電のルール変更がある。東北電力ネットワークと四国電力送配電は2026年度末から運用を開始するため、FIP移行のニーズが出てきた。そこで日エネはグループのRE100電力(東京都中央区、小西雄大社長)と蓄電池併設を請け負う。
日エネの黒淵社長は、「JEPX(日本卸電力取引所)価格が0.01円/kWhになる時間帯の多い電力エリアでは、FIP転だけの効果は薄いでしょう。出力抑制こそかからなくなりますが、0.01円の時間帯はプレミアムが得られないので収益の改善は期待できません」としたうえで「やはり蓄電池を併設する必要があります。当社は低額FIT案件も含めて、FIP転+蓄電池併設を支援していきます」と方針を語る。

