RE100電力、ウェーブエナジーと蓄電事業で業務提携

再エネアグリゲータのRE100電力がこのほど、蓄電事業でウェーブエナジーと業務提携を交わした。蓄電設備から受変電設備やEMSまで、まとめてウェーブエナジーから調達し、開発速度を早める狙いだ。

会場で併設蓄電池のセミナーを開催、多くの来場者が訪れた

RE100電力(東京都中央区、小西雄大社長)は、グループの日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)とともに蓄電所の開発を拡げている。系統用蓄電所では、2024年6月に鹿児島県霧島市内で出力1.99MW、蓄電容量8128kWhの蓄電所を稼働させると、いちはやく用地開発やEPC(設計・調達・建設)からアグリゲーションやO&M(管理・保守)まで請け負う体制を構築。すでに特別高圧蓄電所から高圧蓄電所まで全国600ヵ所以上で系統連系を申請し、開発可能な案件が100ヵ所以上に達している。

その傍ら、同社はFITの高圧太陽光発電所をFIP(フィード・イン・プレミアム制度)に移行し、蓄電池を併設する〝メガソーラー向け蓄電池併設〟を始めた。FIP電源よりもFIT電源の出力抑制を先にかけるという優先給電のルール変更が年内にも始まる。FITのままでは出力抑制が多くかかり、収入が減るため、〝FIP転〟を検討する発電事業者が増えたことがきっかけだった。

もっとも、JEPX(日本卸電力取引所)価格が0.01円/kWhになるコマの多い九州地方や中・四国地方では、0.01円の時間帯はFIPのプレミアム収入が得られない。FIP転をして蓄電池を併設しなければ、収入減は解消されないのだ。

これを受け、RE100電力は、メガソーラーを持つ発電事業者を対象にFIP転や蓄電併設を支援しつつ、アグリゲーションまで請け負うサービスを開始した。特徴的なのは、需給調整市場の一次調整力取引を活用する点で、低額なFIT案件でも蓄電池投資の採算が合うようにする考えだ。

これにより、メガソーラー向け蓄電池併設を求めて、発電事業者がRE100電力に殺到、RE100電力は系統用蓄電所と蓄電池併設の開発速度を上げるべく、ウェーブエナジーと提携したのである。

ウェブサイトはこちら