日エネ、BUDDICAと始めた『BUDDICA GRID』、問い合わせ殺到

家庭向けV2HからEVや太陽光まで提案開始

日エネが中古車販売のBUDDICAと始めた家庭向けサービスが反響を呼んでいる。V2H設備に中古EVや太陽光発電設備などを導入して電力代を削減するスキーム、『BUDDICA GRID』が拡がりそうだ。

日本エネルギー総合システム(香川県高松市、黒淵誠二社長)はこのほど、中古車販売のバディカ(=BUDDICA、香川県高松市、中野優作社長)と合弁会社の設立を前提とした業務提携を締結、2026年8月17日に住宅用エネルギーサービス、『バディカ・グリッド(BUDDICA GRID)』を開始した。

両社は、Ⅴ2H(車から家への電力供給)設備をはじめ、〝走る蓄電池〟として活用できるEV(電気自動車)や太陽光発電設備、エコキュート(自然冷媒ヒートポンプ給湯器)を販売する。国や自治体のⅤ2H補助金を活用しつつ、割安な中古EVを蓄電池として利用することで顧客の投資対効果を高める。すでに太陽光発電設備やエコキュートを導入済みの家庭にはⅤ2H設備とEVを提供し、電気代の削減効果と災害への備えになる点を訴求していく。北海道と沖縄を除く全国で展開していく構えだ。

バディカの中野社長は、「中古車の販売会社が電気の事業を始めることに対して、意外に思われるかもしれませんが、EVは家庭にとって最も身近な〝大きな蓄電池〟なのです」としたうえで、「この挑戦は当社単独では実現できません。日本エネルギー総合システムさんやメーカーの皆様の強みを持ち寄って初めてお客様にいい商材をお届けできるのです。当社はお客様の声に耳を傾けることに集中して参ります」と語る。

一方、日本エネルギー総合システムの黒淵社長は、「バディカ・グリッドを始めてから1ヵ月程度で、問い合わせは200件以上にのぼっています。やはりEVを走る蓄電池として捉えると、中古EVは容量あたりのコストで非常に優れており、経済的メリットが出るからでしょう。想定上の反響です」と状況を述べたうえで、こう方針を述べた。

「Ⅴ2H設備には停電時にEVから住宅へ電気を届けられる機能があるので、普及すれば地域の防災機能が強化されます。バディカさんとともに、家計にも災害にも強い〝エネルギー自給の暮らし〟を全国に広げていきます」。

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