Products Review

河村電器産業

自動切替開閉器発売 停電時蓄電設備から電力供給に

配電盤大手の河村電器産業(愛知県瀬戸市、水野一隆社長)は2021年2月1日、停電時に蓄電設備からの電力供給に自動で切り替える自動切替開閉器を発売した。蓄電設備メーカーや住宅事業者などに対し、初年度1万台の販売を目指す。

自動切替開閉器は、主幹ブレーカの一次側に設置するもので、停電時に蓄電設備などの非常用電源による電力供給に自動で切り替える機能を持つ。復電時には商用電源からの電力供給に再び切り替わる。自動切替機能を持たない住宅用蓄電設備に併設すれば、停電時に切替操作をすることなく、蓄電設備からの電力を使えるようになる。

定格使用電流は60Aで、切替動作開始時間を3秒、1分、6分から選択可能。手動で切り替えられるハンドルも備える。小型化を実現し、分電盤内のリミッタースペースに収まるサイズだという。

なお同社は住宅用蓄電設備向けの切替開閉器として、16年に手動切替開閉器を発売。19年には主幹ブレーカや分岐ブレーカを一体化した手動切替開閉器の販売を開始している。

自動切替開閉器(左)。 ケース入りも用意

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