Company & Key person

「26年冬に国産フィルム型パネル量産へ」

PXP 杉本広紀 取締役CTO

太陽電池を開発するPXPはフィルム型CISパネルのサンプル出荷を始めた。26年冬の量産を目指し、準備を進めている。

──新型太陽パネルの量産に向け、この1年の進捗は。

 

2024年春にフィルム型のカルコパイライト太陽電池(=CIS太陽電池)の試作ラインを稼働させ、サンプル品の出荷を始めた。24年末には月間3kW程度、太陽光パネルを生産できるようになり、実証試験に用いる太陽光パネルの容量を数百W程度から数kW規模に拡大できるようになった。

もっとも、試作ラインの年産能力は1MW程度あるが、建物の電力の制約などもあって、その生産能力を最大限に発揮することが難しかった。25年7月には試作ラインを含めて事務所を移転するので、生産量をさらに増やせる。まずは10‌kW規模の実証試験用のサンプル品を出荷できるようにするつもりだ。

 

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