新電力に瞬く寂光

[第72回]

系統用蓄電所の運用法

需給調整市場のルール変更①

需給調整市場のルールが大幅に変更される。系統用蓄電事業の収益性にどう影響するのか。アンプレナジーの村谷社長が解説する。

村谷敬(むらたに・たかし)

1980年生まれ。群馬県出身。成蹊大学法学部法律学科卒。行政書士。エナリス、エプコで培った電力自由化業界の経験を基礎に、電力ビジネスのコンサルティングを行う。エネルギー法務を手がける村谷法務行政書士事務所の所長を務め、2017年にAnPrenergyを設立、代表取締役に就任。

一つ目のルール変更は、2026年度から需給調整市場のすべての調整力が「前日商品」になること。現在は、三次調整力②だけが実需給日の前日に取引する前日商品で、一次調整力と二次調整力①、二次調整力②、三次調整力①は、実需給の週の火曜日にその週の土曜日から翌週金曜日までの7日分を取引する「週間商品」だ。これが26年4月から全て前日商品に変わる。

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