Vol.111
南丹市八木バイオエコロジーセンター
家畜排せつ物や食品残渣をメタン発酵させ、生じたガスを燃料とする京都府南丹市のバイオガス発電施設。市から受託して八木町農業公社が運営している。建設当時は日本にバイオガス発電所が少なく、オーストリアの技術を参考に設備を構築したという。運転開始から27年経つが、改修しつつも現在まで安定的に稼働している。
消化液排水処理のコストが課題だが、コスト削減と資源の地域循環を目的に、消化液の一部を液肥として散布しているほか、脱水汚泥をたい肥化して発電所のある八木町付近の田畑で利活用している。