地方行政の脱炭素戦略

[福知山市]

地域新電力会社を始めとする地元企業などと脱炭素化を推進する体制を築いた京都府福知山市。市が進めてきた脱炭素政策を辿った。

京都府北西部に位置する福知山市は、2004年に環境基本計画を策定し、全国に先駆けて再生可能エネルギーの導入を推進してきた。15年3月に『福知山市再生可能エネルギー活用プラン』を策定すると、〝市民協働型〟の屋根貸し事業を始めた。これは市民から出資を募って太陽光発電を設置し、売電収入で出資者に還元するというもの。太陽光発電設備を設置できない市民も参加できる仕組みであるほか、発電事業者は収益を地域貢献事業に充てる計画で、市は公共施設の屋根を貸与するなどして、事業を推進してきた。

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