電力系統のあるべき姿

自己託送で太陽光電力の自家消費率向上へ

日新電機が実証開始

系統を上手く活用して太陽光発電の自家消費利用を促進する動きが出てきた。重電機器製造の日新電機はこのほど自己託送による実証試験を開始。自家消費時代注目の手法になりそうだ。

研修施設である『日新アカデミー研修センター』の屋根に設置した太陽光パネル

同社は今年6月より、京都本社近くにある研修施設にて新たな実証試験を始めた。その一つが『自家消費太陽光発電ソリューション』だ。研修施設の屋根上に導入した92.4kWの太陽光発電設備で自家消費していくのだが、最大の特徴は余剰電力を近くの本社工場に自己託送すること。研修施設で生み出した太陽光電力の一部は本社工場でも自家消費するのだ。

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