地域脱炭素を牽引
都道府県の役割
地域の諸事情に合った脱炭素化を進めるのが市町村ならば、広域的な連携を促し、市町村を支えていくのが都道府県の役割だろう。中間自治体として地域脱炭素を牽引する都道府県の動きに迫る。
マイクログリッドを構築する秋田臨海処理センターの完成予想
秋田県は、共同提案者の秋田市と共に2022年4月に第1回の脱炭素先行地域に採択された。このとき秋田県は、県内の市町村への波及を見据え、脱炭素化を成功させれば〝脱炭素ドミノ〟の始めのドミノになり得ると捉えたのだろう。秋田県生活環境部温暖化対策課の桜庭佑己副主幹は、「脱炭素先行地域の取り組みは課題も含めて情報を発信していく。県内で横展開できるよう市町村に対して支援する」と方針を語る。
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